3日目 自動運転車の未来像
・馬社会から自動車社会へ
20世紀初頭に交通革命がおこった。自動車が量産されて、馬社会から自動車社会へ大きく世界が変わった。
馬社会から自動車社会に代われば、道路ができて信号ができて駐車場が出てきて、風景が一変したのである。
一方で馬は競馬場でしか活躍する場がなくなってしまっているし、草原からアスファルトに変わってしまった。車にとってはアスファルトの方がいいけど、馬にとっては草原や土の方が絶対いいし、途中で草を食べることもできる。思えば、車社会のために都市が出来上がったのではなかろうか
・自動運転車が爆誕する
無人自動車の始まりのきっかけは戦争中の軍隊に物資を補給したいのがきっかけでした。そりゃそうだよね。軍隊とはいえ救援はもちろん大事だけど、危険なところにはいきたくない
それが90年代に自動車業界が興味を持ち始め、2004年にアメリカ国防高等研究計画局(DARPA)が自動運転車に本気で取り組み始めた
2019年には本格的に自動運転車事業が始まる(BMW・メルセデス・トヨタ・アップル・グーグル・ウーバー・テスラ)
突っ込みたくなると思いますが、テスラやウーバーのような新興メーカーはともかくとして、なんでアップルやグーグルが出てくるのか
こと自動車運転者となるとグーグル(ウェイモ)がリードしているようで、2020年時点で自動運転車の配車が100万回/日を目指してます
自動運転車というのは、走行距離が延びれば伸びほど、アルゴリズムが洗練されて、より車が安全になります。
このロジックからすると、一番配車をしているウェイモが一歩リードしています。
一方で、老舗の車メーカーだって黙ってみていません。GMの自動運転車部門に11億ドルの大金が投入され、さらにはソフトバンクからの22.5億ドルの出資をうけております。
・自動運転車が普及すると世界が一変するぞ!!
まず、自動運転車が本当に普及すると当たり前だが運転しないので、通勤の間は寝てても、仕事をしても、遊んでいても職場につきます。なので、通勤ももう少し楽しくなりますね。
そうなると通勤の距離を考えなくてよいので、安くて広い土地に住むことができる。東京一極集中も減ったりするのかもしれませんね
さらえに自動運転車の「ライドシェア」だったら、ガレージや駐車場も必要ない。EV車になったら充電でよいのでガソリンもいらない。駐車違反やスピード違反・飲酒運転といったリスクはなく、そもそも運転してないので、交通事故もだいぶ減ります。
ライドシェアになると車を所有するよりも80%安くなるし、優先順位がコスト(乗車賃)と待ち時間になる。タクシーだったら別にトヨタが嫌だ日産がいいとは言わないでしょう(ベンツやフェラーリのタクシー乗ってみたいけど)
逆に車がサービスではなく、所有物と考えるとかなり厳しくなってきます。所有欲がなくなってくると自動車産業の統廃合も進んでしまうかもしれないですね。フェラーリやランボルギーニのような車を愛でることが好きな私には寂しくなるかもしれませんが・・