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新・とあるWTRPGプレイヤーの浅瀬商法(浅瀬作戦)

はい、今回もご覧頂きありがとうございます。

今回は、大規模作戦で「これで描写狙う!」と計算して描写勝ち取った時の解説です。


いや、実はこういうホームラン狙いでホームランをカッ飛ばすってのは実は1回くらいしか無いんです。

どちらかというとヒットを狙うプレイングがメインで、たまたま当たりが良いときにホームランが出るといった感じのプレイングだったので……それに、キャラの立ち回りも考えるとやれることをやる、その上で嵌まれば美味しいなという感じでしたから。

ただ、とある大規模作戦では「ここは狙える!」と思って狙いに行ってうまく行った回が1回だけありました。



狙いに行った大規模作戦

で、どういう状況だったかといいますと……
宇宙からの侵略者に対抗して戦争中というお話で、ゲームも終盤が見えてきた頃で、細かい所は忘れてしまいましたが、そこのエリアではプレイヤーキャラクター達が集まって祈りというか思いをぶつけるみたいな心情ドカンとやってくださいという様なのがあったんですよ。

そこでお付き合いのあったキャラクターさんに「この戦争が終わったら……」的な告白で描写を狙いに行って、巧くいったというのが今回のお話しです。



何故、成功できたか?

プレイングはプレゼンである

プレイングは執筆するライターさん(MSさん)に対するプレゼンな訳です。
勿論、プレゼンには色々な方式があります。
(その辺は機会があればどこかで記事にしようかと思いますが……)

その中で、この時に採用した方式は
「こんなんどうですか! こういうシーン良いでしょ! 書いてみません?」って感じで「はい優勝!!! いきましょ!」というノリでライターさんを乗せるといった感じの心情や状況ガン振りのプレイングでした。
(当然、普段は使わないタイプの書き方でした)


何故、狙いに行けたか?

心情をドカンとぶつけて下さいといったところで、告白シーンなんてよくある話で普通だったら編集から「ありきたりすぎ、はいボツ!」となるだろ、という様なツッコミもあるかと思います

ですが、敢えてここで狙いに行ける理由がありました

当時、有名どころと言われるキャラクターさんの動きや人間関係とかについてはリプレイやキャラクターデータの交友欄やチャットでの発言などをチェックしていました。
それなので、ある程度有名なカップルさんの動向については把握していました。
そして、そういった有名でカップルが成立している、或いはしそうなキャラクターは稼働率の高いキャラクターで、一般的にはレベル戦闘に於いては有力な戦力になります。
つまりは、そういった対抗馬は他の戦闘エリアに流れてしまう傾向にありました。

また、登録されてから間もない新しいキャラクターで告白ということをやっても、ぱっと出のキャラでとなると、テレビで言えば視聴者が「いや、誰?」となってしまう可能性があります。
それでも、それを引っ繰り返す様な期待の新人とかだったら違うと思いますが、まぁそういったものはレアケースでしょう。

その点、自分が演じていたキャラクターと、相方さんが演じていたキャラクターは、そこそこゲーム内のシナリオでも付き合いが長く、ゲームで言えばイベントを重ねてフラグを立ててきていたというのと、お互いに大規模なんかで偶に名前が出る感じで、多少の知名度はあったんじゃないかと思います。
まぁ、エースとかそういったメイン張っている役者ではないけれど、ドラマでそこそこ見る助演俳優といった感じで出番を作れそうといった感じでしょうか。

なので、状況的には「本命馬が出ていないレースに突っ込めるチャンスが来た!」という訳でした。


何故、実行できたのか?

まず、第一に戦力面で考えれば、自分も小隊に所属していましたが、当時は情報網関係もできあがってユーザーの手を離れて運営が管理するレベルになっていたので、自分のキャラクターがいる必要性が低くなっていたことと、純粋な戦闘力という意味では「むしろいない方がお荷物無くて楽じゃね?」という感じでした。
また、隊長も「狙いにいくならいいんじゃない。」という感じで、しがらみを気にせず動けたというのがありました。

また、相方さんのキャラクターは、個人で動いていたのでこちらも事情と計画を話したらネタに乗って貰えることになりました。

まぁ、こういった感じで小回りが利いたのでレースに出走する事ができたという訳です。


お約束を演出する

さて、演出ではお約束や定番ムーブというものがあります

よく死亡フラグと言われる「俺、この戦争が終わったらあの娘にプロポーズするんだ。」と言った兵士が戦死するとか、探偵ドラマで登場人物が「こんな危険な場所にいられるか! 俺は自分の部屋に帰るぞ!」で一人になって犯人に殺害されるとか、そういった定番の流れというものがあります。

さて、今回の舞台ですが、ロボのコクピットで……という状況でした。

告白シーンも色々と定番があります。
このあたりはパターンがあまりに多いので割愛させていただきますが、今回使ったムーブは「告白シーンが通信切り忘れてて中継されてるのに気付かない」というものをチョイス。

普段は几帳面で細かいキャラクターが恋愛シーンで間が抜けるというのもある意味定番なので、その辺もオマケに乗せてみました。

で、ここまでやれば後はライターであるマスターの匙加減次第……
きちんと読み込んで描写を考えてくれる方であれば、調べて食いついてくれる筈……という訳で単勝一点買い的に狙った結果は、見事成功という訳でした。

通信切り忘れで、隊長から「オープン通信なんだけど」的なツッコミ食らって出番も稼げたので博打打たせて貰った恩は返せたのかな……と。


考え方の背景
今回のプレイングを出すにあたって、個人的にイメージとして参考にしていたのが、Fateの二次創作なんかで出てくる伝承等の逸話再現なんですよね。

条件を整えて、逸話を再現すれば強力な英霊をも打ち倒せるって奴ですね。
WTRPG的に言えば、逸話再現で判定無しに即死効果与えるようなものです。

これを戦闘でなく、演出シーンで行うというのが、今回のホームラン狙いのプレイングでした。


結論

今回狙いに行って打てたのは、事前の状況把握で対抗馬が少ないだろう事を予測して、手持ちの状況である手札で有効に使えそうなモノを選んで、一発勝負に賭けて単勝一点買いで勝ったみたいな話です。

状況が味方した上で、狙える環境があったのでやってみたという感じだったので、正直なところ再現性はほぼ無いかと思いますが……こんな考え方でプレイングを書いたりしてたんですよ、という参考にでもなれば……というお話でした。

今回もご拝読頂きありがとうございました。


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