ひとり親を雇用するともらえる3つの助成金・補助金制度
雇用をする際、企業側にメリットがある人材を起用したいと考えるのは当然の事です。
今回、ご紹介する助成金は、ひとり親を雇用する場合に利用できる補助金制度です。
決められた条件を満たせば助成金が貰えます。
返済する必要もないので、企業側に取ってもメリットがあります。
ひとり親を雇用する事業者側にメリットがある3つの制度について解説していきます。
【特定就職困難者雇用開発助成金】
【トライアル雇用奨励金】
【キャリアアップ助成金の加算】
【特定就職困難者雇用開発助成金】
特定就職困難者雇用開発助成金は、高齢者や障害者などを積極的に雇用をすることで事業側に助成金を支給する制度です。
母子家庭や父子家庭のひとり親も対象となり、働きたいのに働く職場が見当たらないといった就職難の方を援助する目的で作られました。
特定就職困難者雇用開発助成金の対象
特定就職困難者雇用開発助成金の制度を活用できる事業者は、決められた条件を満たす必要があります。
誰でもこちらの助成金制度が受けれるわけではありません。
(対象事業者)
ハローワークや職業紹介をする事業者から雇用する事。
雇用保険が完備されている事業者。
雇用保険の一般保険者として雇い、尚且つ継続しての雇用が必須。
半年間の途中解雇がない事業者。
つまり知り合いの母子家庭女性を雇っても助成金は発生しません。
また、今月だけ雇うといった短期雇用も対象外になります。
特定就職困難者雇用開発助成金の金額
同じ母子家庭であっても企業の規模により、受け取れる金額は異なります。
また、雇用者に支払う金額よりも多い金額は支給されません。
30万または50万円の支給額
助成金対象期間1年間
15万または25万を二期に分けて支給
【トライアル雇用奨励金】
母子家庭の方をお試しで3ヶ月雇う事ができ、その後雇用するかどうかは企業側で決める事が可能です。
企業側は雇用者がどのような人材か見極めることができるといったメリットがあります。
トライアル雇用奨励金の支給額
母子家庭の場合5万×3ヶ月
トライアル雇用奨励金の対象
(対象事業者)
解雇を過去半年したことない人
1週間で30時間を以下の労働時間にならない事
トライアル雇用奨励金の雇用は、ハローワークにて処理をし尚且つ面接のみで採用、不採用を決めます。
書類選考など時間がかかるものが避けられるので、手間も最小限にすむことが可能です。
忙しい中雇用を考えているがなかなか前に進まないといった事業者であっても、トライアル雇用であれば負担は少ないです。
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金とは、正社員化や処遇を良くした際に事業側が貰える助成金の事です。
母子家庭に至っては、以前よりも受け取れる金額が増えています。
キャリアアップ助成金の金額
キャリアアップの金額ですが、有期か無期かによっても助成金額が異なります。
有期で正規の場合57万
有期で無期の場合28万5000円
無期で正規の場合28万5000円
こちらの金額ですが、もし生産量向上が認められる場合であれば上から72万、36万、36万と金額が多くなることもあります。
また母子家庭の方の場合であれば、この金額に加算されますが残念ながら加算金額の提示が現在ありません。
しかし、上記の金額に加算されるのであればかなり雇用しやすい条件となってくるはずです。
ひとり親を雇用するともらえる助成金・補助金まとめ
三つの母子家庭を雇用する際に使用できる助成金についてお伝えいたしましたが、手続きなどの手間も少なからずありますがほとんどがハローワークを通じて申請が可能です。
雇用するにあたり不安要素が多い場合も短期間のトライアルを活用することができますし、通常雇用に比べて事業主もリスクは少ないですね。
母子家庭を雇用する際には、助成金などを活用し雇用する事をオススメします。