2024年・初秋
まだまだ暑い残暑が残る今日この頃です。
しかし、確実に季節の移り変わりが近づいてきます。
周りを観ると少しずつ秋めいてきた場所もあります。
この写真は17日に撮影した十五夜の月です。よくみると、ウサギが横になっているようにみえるような。
諸説あるようですが、十五夜の由来は中国の中秋節が発祥とされ、中秋節では月を眺めながらお茶や餅を食べる風習があり、日本では平安時代にその風習が伝わり、月を鑑賞しながら宴会を繰り広げたと伝えられています。
その後、江戸時代になると、その風習が庶民にも伝わったとされています。
しかし庶民としての十五夜は平安貴族のように月を鑑賞しながら宴会するのではなく、作物の収穫を月に感謝したり、豊作を祈ったりする日でした。
当時は月への信仰があり、月の神である月読命(つくよみのみこと)が農耕の神とされ、月の神に対して感謝・祈願する日だったようです。
十五夜の別名、中秋の名月は旧暦の8月15日の夜に見える月です。十五夜は月の神へのお供えをはじめ、十五夜と関係が深く馴染みあるものが3つあります。
<ススキ>
本来十五夜に飾るのは、秋の実りの象徴である稲穂でした。しかし十五夜が日本へ伝わった時代には稲穂は無く、稲穂の代わりに似たススキを飾ったとされています。ススキは神を呼ぶ「依り代」を表し、翌年の豊作を願う意味が込められています。
<お月見団子>
お月見団子は、米粉で作った丸い団子のことです。団子を月に見立て、月に収穫を感謝し翌年の豊作の祈願から飾られています。
<うさぎ>
「月の中でうさぎが餅つきをしている」という話を語る人は多くいると思います。月の中でうさぎが餅つきをしている理由として、「食べ物に困らないように」「神のために食べ物を用意するため」という説が伝われています。
翌日、18日に甘泉園に出かけてみました。
この日も残暑厳しく、日中は最高気温が34℃で晴れ時々雨。
夏が続くような体感でしたが、池の縁にススキが1本咲いていました。
ところどころ若干黄色くなりはじめた紅葉。
熟れすぎた実が落ちそうで落ちなく頑張っています。
戸山公園方面に向かうと道路にどんぐりが転がっています。上を見上げるとどんぐりのなる木がありました。立派な実がなっています。この付近には小動物などいないのか、そのまま転がったままのようです。
謎のオブジェ。柵の上の小さなりんごが並べられています。何の為でしょう?
まだまだ暑い日々が続くようですが、皆様、体調に気をつけてお過ごし下さい。
ここまで読んで頂き、有り難うございました。