【136】Today’s Branding Topic
会社が大きくなると、社員は会社が何をしようとしているかわからないという言葉は聞くことがよくあります。それが失われていくと求心力を下げることにつながり、社全体の力も弱まってきます。その際にブランディングを役立てようとされた企業。100年以上の歴史を持つ家具製造販売など事業の岐阜の飛騨産業を取り上げます。
HPによると、9代目の岡田さんは、社の戦略やイメージを大きく変えることが目的ではなく、これまで飛騨産業が取り組んできたことや作ってきたものを整理して、わかりやすく具体的な言葉として社内外に伝えていくためのブランディングを行ったそうです。
コーポレートメッセージに一点突破する言葉が欲しいと考え、秋山晶さんに100年使えるコピーという依頼を、したそうです。そこで生まれた言葉、「匠は森にいる。」というメッセージになりました。
ちなみに秋山晶さんは、長年キユーピーマヨネーズを始め、人の気持ちを動かす数々の名コピーを書かれた方です。僕もファンです。
ブランディングは新しいものを作るだけではなく、これまでの歴史を整理することにも機能するという事例でした。
HP:https://www.essepartum.com/