【014】Today’s Branding Topic
リブランディングによって、消費者への提供価値を表していたネーミングから、自社の世界観に変更した事例。
家具のサブスクリプションサービス「subsclife(サブスクライフ)」などを運営する subsclife が、社名をソーシャルインテリアに変更する。
社長のコメントによると、「サブスクだけではなく、メーカーさんと一緒に家具の循環型社会を実現していきたい」という考え方がリブランディングにつながっている。循環型ビジネスと言えば、わかりやすい事例で言えば、メルカリ、ブックオフ、大なり小なり取り組む企業が増えている。
循環型ビジネスは、2020年には1.4兆ドルの経済価値が、2030年には4.5兆ドルまで伸びるとも言われている成長分野である。
その期待を表すかのように、ESG投資は世界の運用資産の約3分の1を占める。こちらの会社も今回のリブランディングの発表に合わせて、約22億円を資金調達した。
ちなみに以前の「サブスクライフ」という機能価値をわかりやすいネーミングで認知獲得を得やすく、秀逸だと思う。「ソーシャルインテリア」は、抽象度を上げたネーミングで、認知には少し時間的、費用的コストがかかるかもしれない。