書かなければ死んでしまう人間がいる
ふと思い出した。
どこで聞いた言葉か忘れてしまったが、こうやってnoteで書くようになって
私はこのタイプの人間だったなと思う。
もちろん、本当に死んでしまうわけでないが、
書いていない時期では心が死んでいるというかどこか何か虚無感があった。
一番古い記憶では5歳か4歳くらいの時に書いた。
いや、書けないので、書く代わりに物語考えて人に話すということをやっていた。
何十年も前なのに今でも覚えている。
初めて創作したのはゲームの話だ。
ゲームをする友達や家族の横でラスボスの話を自分で膨らませて聞かせるという変わったことをしていた。
(記憶が曖昧だが、友達や家族がテンション上がってクリア出来そうだという理由で聞いてくれたり、お願いされた気がする)
その頃は書くことが出来なかったが、文字を覚えていくと
自分の中にある物語を書きたいと思い、学生時代はよく小説を書いていた。
オリジナル、二次創作関係ない。
今は一切読めなくなった小説も一番読んでいた。
(ちなみに小説のピークは小学生と中学生。高校生の頃はネットがあったのでそちらに走った)
学生なのでお金は無かったが時間はいくらでもあったし、体力気力も凄まじい。
今思えば本当に不思議だが、睡眠時間を削ってがむしゃらに書いたあのパワーはどこにいったのだろう。
小説の公募に投稿しようか悩んだこともあるが、結局意気地がなくて投稿できなかったな。
その頃のノートは10冊以上合ったが、断捨離して処分した。
ただ、大体は頭の中で入っているので、今でも思い出して好きなシーンを思い浮かべたり、ふと思い出すことがある。
しかし、社会人になると書く時間がほとんど減った。
学生から社会人になるのは環境の変化が激しく、覚えることが山ほどある。
時間と気力と体力があっという間に消えていく。
とても小説を書ける状況ではない。
これは小説以外でも創作活動をしている人あるあるだと思う。
なにか書きたいと思ってブログを書いてもなかなか続かない。
そんな時期が10年以上続いたら、みるみると心が死んでいった。
それにつれて体もボロボロに。
そんな状況だったが、色々なことを経験したこと、
投資のためにという確固たる理由があったので
最近noteや自分が思ったことをメモをして書くことで不思議と心が落ち着いてきた。
特にnoteは文章を書くことが好きな人が集まっている、人の目を気にせず書けるので、ブログと違い続くのだろう。
小説では無いが、書くのが楽しい。
面白い。
昔に戻ったようだ。
そう思うことが増えたら、ふと今日、思い出したのだ。
書かなければ死んでしまう人間がいるということに。
そして、それは紛れもない。
私自身のことだ。