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データから予想する箱根駅伝-3

往路は予想なんて全く当たりませんでしたね…
東海は思ったより来ず中央は一言も出していなかったですね。

ではデータで見てみましょう

1区

超スロースタートでしたね。
昨年は10,000mのベストに比べて221% 今年は220.8%と全体で見ると遅くは有りませんでした。
そこを上回った選手は上位陣だと駒澤 円28:29.11→1:02:53 220.76%と僅かに上回っています。
逆に言うとほかの上位陣は10,000mのタイムに対して220.8%でクリア出来なかったということになります。
他のチームは本来、駒澤 円に対して差を付ける必要があったのかもしれない。ここは少し駒澤を助けてしまったかもしれない。
もしかしたら駒澤 円が10,000mの記録を出す機会がなかったことをもちろん否定は出来ない。
参考までに一番良かったのは専修 千代島29:52.61→1:04:29 215.83% です。

2区

先頭の明治に遅れること9秒で駒澤、そこから9秒で中央、2秒後に青山がタスキを受け取り2区スタート
中央 吉井はハイペースで突っ込み、駒澤 田澤は自嘲気味、青山 近藤は田澤と同じページ
昨年は10,000mに対して240%でクリア。今年は241.08%だった、
上位三校では、駒澤の田澤がカバー率で言えば悪かった。田澤は世界選手権にも出ているし標準タイムクリアの為にタイムを出していたこと考えられる。
カバー率で一番良かったのは日体大 漆畑 28:59.31→1:08:10の235.15%
上位陣の中では
青山 近藤 28:10.50→1:06:23 235.61%
中央 吉居 28:03.90→1:06:22 236.47%
この二人は特に良かった。

3区

昨年は219.00%, 今年は218.46%と同じようなカバー率でクリアしてます。
上位3チームでは
駒澤 篠原 28:41.13→1:01:57 215.96%が良く
青山 横田 28:24.78→1:02:22 219.50%
中央 中野 28:00.86→1:01:50 220.72% とカバー率は悪かった
ただ中央 中野は10,000mの記録が良いのでカバー率は下がったのかもしれない。
一方、青山 横田は30秒くらい誤算だったのではないかと思われる

4区

難コースの4区。
昨年は219.00% 今年は217.62%と大分カバー率が良くなっている。
3区より距離は短いもののカバー率は悪い。また1kmあたり10,000mのタイムに対し3区は102.08% 4区は104.12%と遅くなっている。アップダウンの多い難コースで有ることが明確である。
その中
青山 太田 28:32.17→1:00:33 212.19% が良く
駒澤 鈴木 27:41.68→1:00:59 220.20%
中央 吉居 28:06.27→1:01:48 219.89% この二人は力を発揮できなかったのかもしれない。
ちなみに区間記録だった
イェゴン・ヴィンセント 27:24.42→1:00:00 218.86%
であるので10,000mが好記録だとカバー率が悪くなるということでもないのかもしれない。

5区

昨年は251.00% 今年は251.57%となっている。また、走力よりも適正と言う声も良く聞かれる。
まず持ちタイムが良い選手を見てみると
区間賞,区間記録 城西 山本 28:25.21→1:10:04 246.54%
国学院 伊地知 28:29.95→1:10:481:12:28 254.28%
中央 阿部 28:30.18→1:10:37 247.75%
駒澤 山川 28:33  →1:10:46 247.91% 
 *記録としては30分台だけど全日本4区のタイムより推測
順天堂 四釜 28:36.03→1:10:20 245.92%
と国学院 伊地知以外は平均のカバー率を超えてはいない。
5区山登りも走力による部分が大きいと考えられる。
上位3校のうち中央、駒澤は上に上げたとおりである
残るは青山 当日区間変更があった。
脇田 29:03.66→1:13:10 251.77% 特別カバー率が悪いわけでもない。

上位三校の往路

駒澤 1, 3, 5区, 中央 1, 2, 5区 青山 2,4区で平均のカバー率を上回った。
逆に言うと、どこも5人揃えることが出来なかったことが混戦になった理由と思われる。
ただ、駒澤4区, 中央3, 4区でカバー率を1%以上落としているばらつきは気になるところである。





221.00%240.00%219.00%219.00%251.00%


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