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弾けなかったギターをもう一度弾く「挑戦」


 
学生時代、欲しいギターを買うためにバイトをしたけども、その時の熱中症をきっかけに病気になってしまった。そのため人生は変わってしまったと思う。悪いことばかりではないけども。

毎日、発作の前兆に苦しめられ、今にも発作が起きるかもしれない恐怖と闘って過ごした日々もある。寛解していたこの病気、まさかまた闘うことになろうとは思わなかった。

結婚してから十年後、妻の助けもあり症状に合う薬を処方されていたのだ。

ただ、弾いていたギターは発作を誘発することがあるので禁止。禁止といっても音楽活動などをしているわけではないので、生活になんの支障もない。

残念だがギターを仕舞う。見るだけでも気分が悪くなることがあるので、ケースに入れっぱなしに仕舞う。

それから仕事に大きな制約などはなく務め、そろそろ「定年後どうしようか」と考えたり、どうせなら「起業するか」などと考えていた時、、再発してしまう。

もう終わりだと思った。

病気が病気だけにすぐ休職し、大学病院で2週間の入院。初めて聞く様々な検査が行われた結果、「難治性」が付く病名となる。

医学は進歩してるので手術もすすめられたが、年齢も年齢だし良い薬もたくさん出ている。メス入れないで済むならと、より体に合う強い薬を処方され症状は改善した。
発作は起きなくなり前兆もなくなったのだ。
これは最高に嬉しいことだった。

しかし、強い薬には副作用かある。
うまく箸を動かせなくなり、うまく喋れなくなり、歩こうとするとバランスが崩れるようになってしまった。どうもおかしい、なかなか元に戻らない。
しかたがない。
復職できず、ひっそりと退職することになった。

そうなると、いきなりすることがない。
なにかしたいが何もない。そこで、

一日中、気象衛星ひまわりの雲画像眺めたり、
一日中、家の中のどこかしら掃除したり、ワックスかけまくったり、換気扇分解して掃除したりしていた。けどなにか違う。

ならばとリハビリ替わりにでもなりそうな、ビアノとギターに「挑戦」した。
当時は「挑戦」などという気持ちはなかったけども、今考えればやはり「挑戦」したかったんだろうと思う。悔しかったのだろう。

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ギターをまた始めた。
楽譜は読めなくなってたが、弾けるだけで嬉しいし、音が鳴るだけで涙が出ることがあった。

もちろんすぐ弾けるわけはない。右手も左手も思うように動かないし、爪は何度も割れる。
弦を押さえようとすると指は痛い。我慢してグッと弦を押さえると力がなくて押さえられない。押さえても押さえても音が出ない。
押さえる握力がなくなっていた。

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少し音が出るようになると知ってる曲ばかりを弾いた。楽譜は読めないけども便利なYouTubeがあるので、見ればなんとなくわかる。
その中に「アルハンブラの思い出」がある。学生時代はギターを弾いていたけども、知ってるだけで弾けない。弾こうとしたことがあるだけで弾けなかった。

そして、その「アルハンブラの思い出」を何度も練習した。暇があればトレモロの練習した。
しかし、もう3年くらい練習しているのに、まだうまく弾けない。まだまだ練習しないといけないのだろうけど聴いてみてください。

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今回は短縮版だけども、録音しYouTubeにあげることにした。「 録音してYouTubeに出す」ということに「挑戦」するだけでも大きな練習になる。

noteの誰かも書かれていたが、投稿して発したことを、誰かが見たり、読んだり、聴いてもらえる(かもしれないでもいい)というのが嬉しくて励みになる。

だからなんでもやってみようと思う。「挑戦」してみるだけでもいいだろう。
恥など半分ない。😬
ま、半分は恥だからもっと練習して恥を減らすつもり。💪


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