さすがプロは まず目の前の… 2/12
昨日のつづき…
いつも深刻な主治医先生、少~しだけ和やかに来られました。
「さいとうさん。いいですね。
ステロイド剤点滴で数値が思ってた以上に落ち着いて来ています」
「はい」
「点滴で血球貪食症候群は抑えられています……」
実は入院時、本当に危ない状態だったらしい。
あの時、主治医先生に言われた「よろしくないですね…今日からすぐにステロイド始めましょう」という深刻な顔は本当だった。
もう少し遅かったら…。
先生の説明が続く。
「もうしばらく点滴は続けますが、退院へ向けて量を少しずつ減らして、錠剤に変えて行こうかと思ってます」と言われ…、
「様子を見ながらですが、通院でも出来る量になれば、退院が見えてきますよ」
お~!退院が見えてきた。
まだ感染症には弱い体なので、すぐは無理かもだが…、だ。
お~!嬉しい。
焦るな!嬉しい。
昨日、二度目の骨髄検査で、血球貪食が止まっているのを専門の先生も確認してくれている。
「ただ、結核については培養などして結果判明すればお知らせします」
とのことだ。
まだ、焦ってはいけない。
ステロイド剤治療は副作用があり、今…外に出されると感染しやすい体だし、血糖値も高い。
インシュリンも食事前に1の単位で毎回計算されて注射してもらっている。
ものすごく計算された管理下に置かれている。
まだ自己免疫疾患なのである。
いや~でも、やはり先生たちはすごい。
プロの結集された力に感謝である。
「さいとうさん、この症状については〇〇科の先生と、その数値については△△科と□□科の先生とも相談しながら決めて行きます」
など、チームをまとめていただいた主治医先生、本当にありがとうございました。
いや待てよ、先ずは「詳しく調べた方がいい!」と、この大きな病院を紹介していただいた、私の本来の主治医先生だ。
そこから、「これは何かおかしいぞ…、調べてくれ!」という、的確な流れが始まったのだ。
先生方にとって、どんな些細な事でも判断材料の1つ。
目の前の物はゴミなのか…拾わなければ分からない。
先生方々の早い判断で、今ここまで回復出来ていることに、
あらためて感謝します。
「ありがとうございました」
いや、看護師さんも清掃の方も配膳の方も当然…。
いや「あんた、今日病院行かんかったら明日休みやで。行っときや」と言った妻が一番か…?