保護犬おかづ…カットの日 竜巻ちゃうで つむじ風
カットへ向かう車。
「どしたん…?普通やん。慣れたん」
母さんは、慣れてしまったようなおかづの態度を、不思議な顔して見ている。
思わず出た言葉だろうが…、
おかづはこの前のカットのことなど覚えてないだけなのだ。
いつ切ったっけ?
車に乗るのは慣れた。
橋を渡る…。信号曲がる…。建物が見える。ん…?
これは…?ん…?
この前、服を買った所と違う…。
エンジン音が止む。
父さんがおかづをつかみ、抱っこする。
プルプルプルプル…。
プルプルプルプル………。
「大丈夫よ~」
「カットするだけやん…」
プルプルプルプル………。
「慣れたね」
「車に乗るのはね」
。。。。。。。。。。
竜巻
北半球の竜巻は、ほとんど反時計回りの渦回転。これは積乱雲自体がコリオリ力の影響で反時計回りの回転性を持つから。
しかし、竜巻本体は100m内外の強烈な高速の渦。竜巻内は周辺より気圧が数十hPaも低く、非常に大きな気圧傾度力と大きな遠心力が支配しているので、コリオリ力も無視でき逆回りもある。
風速100m/sを超えることもある。
スーパーセル
数個の積乱雲の集合体というよりは、単一の巨大な雲の塊。
そしてスーパーセルに伴って竜巻(トルネード)が発生する。
運動会などの時、校庭で砂ぼこりを上げる渦は「塵旋風(つむじ風)」といい、竜巻とはまったく別物。
雲は大気の不安定な時(上空に寒気か入った時)発達する。
参考文献
「気象予報士かんたん合格テキスト」
気象予報士試験受験支援会著
技術評論社
「一般気象学」
小倉義光著
東京大学出版会
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