保護犬おかづ…水の状態変化と潜熱、顕熱 2112/05
「む、むづかしい…。受験など無謀だったか?」
と、3日で悩み始めた…保護犬おかづ…は、こたつの横でも「入ろうか、どうしようか」と悩んだ。
潜熱のことで調べていたら、犬の毛は有名メーカーのヒートなんちゃらの服よりも十分あったかい毛であるということがわかった。あったかく吸水性に優れたうえに蒸発もできるという最強の毛。これはメーカーもまだまだ追いつけていない。
暖かい原理は…ヒート。。。の細かな繊維に汗の水分がくっつき、水分の粒が繊維の間でこすれ、結果として「熱」を発生させるという仕組みらしい。羊毛の吸湿発熱という原理と同じだそうだ。
だから、羊毛のセーターなどは、とりわけこの現象が起こりやすい衣類なので、数百年前から防寒衣類として人に利用されてきたのだ。おかづの毛も同じような機能だ。
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潜熱と顕熱
水を含めすべての物質は温度に応じて、固体、液体、気体と状態変化する。このときに熱を放出したり奪ったりする。この熱のことを潜熱という。
(例)
冬、公園の水道で手を洗ったが、ハンカチ忘れたので手をプルンプルンさせて乾かすと手が痛いくらい冷たくなった。⇨潜熱
潜熱は、手についた水を蒸発させるときに手の熱を奪った熱のことだ。水が気化したのだ。
では、顕熱とは
(例)
20℃の水をヤカンにいれて火に掛けると、火から熱がヤカンに伝わり、水は20℃から60℃まで温度が上がった。
このとき水が得た熱が⇨顕熱
顕熱は、物質が状態変化せず得た熱のことだ。
大気中水分量の表現方法
水蒸気密度…
単位体積の空気に含まれている水蒸気の質量…kg/㎥など。
飽和水蒸気密度…
ある単位体積の空気に最大限含むことのできる水蒸気密度…kg/㎥
湿度
今日、気温10℃で飽和水蒸気密度が10g/㎥で、実際は4gだとすると…湿度40%⇨これを相対湿度という。
相対湿度=水蒸気密度/飽和水蒸気質量×100
つまり水蒸気の量は気温によって違う。夏の30℃では水蒸気30gくらいあるので、湿度40%の水蒸気は12g。夏はべたべただ。冬の10℃では同じ湿度40%でも水蒸気4g位しかないのだ。
絶対湿度
水蒸気量の絶対量。
つまり、この容器の中にはどんだけの水蒸気あるの?ということ。
=水蒸気質量/(湿潤)空気体積
混合比
空気と水蒸気を分けた割合。
混合比=水蒸気量/乾燥空気質量
比湿
=水蒸気質量/湿潤空気質量
混合比と違うのは比べる対象が湿潤空気に変わった。
露点温度
水蒸気が凝結始める温度
湿数
気温と露点温度の差
単位は、℃
ややこしい。すでにやばい。