なんか血液内科。「幸せのために」と思うこと 231013
なんか血液内科。
あまり言いたくないんですが、2021年夏にコロナ感染してからというもの、強くもなく弱くもなかった体は確実に弱い方へと近づいているのです。
年齢のせいやろー。
いや、そういうことではなくて、なんか変なことが体に起こり始めたのです。
!?
医者も「原因が…分からないです」と言う「血球貪食症候群」という自己免疫疾患を隠し持つ体になってしまいました。
いつも発症してるわけではないですが、、。
きっかけがウィルスかもしれないというなら所詮人間が戦って勝とうとしても、かなうわけない。
共存しかないのでしょう。
私の場合、人間を守るはずの自然免疫細胞マクロファージが、なんと私の体を攻撃してくるのです。抵抗力落ちたときになるようです。
……。
「血球貪食症候群」。
こんな病気とつき合いたくもないのに、長ーくつき合っていかねばならぬようです。
はぁ。
先週、血液検査だったのです。
今日も検査でしたけど。
毎月毎月、病院に足を運ばにゃならんのは面倒ですが、何もせずに発症することのほうが面倒ですから仕方ない。
血液内科
血液検査で待っている人のほとんどが年配の方々ですが、通常の血液検査なので深刻な雰囲気ではありません。
「C…2番の方〜」
「はい」
注射されて血を抜かれるのはなんともないです。もう慣れすぎてしまいました。
入院中なんて毎日10本以上抜かれていたのですから。
今日は3本です。一回刺されるだけなので、へっちゃらです。
うっ!
血液検査なんて血を抜かれればすぐ済みます。後は自由。朝食抜いて来た腹にサンドイッチとコーヒー入れてやり1時間くらいプラプラ。
でも、結果を聞くのは腫瘍センター!
私とは関係ないと思いつつ、「腫瘍」という文字を見るたびにドキッとします。
やはり。
待合室では他の人と目を合わせることも合うこともなく、ひとり静かに待ちます。
「さいとうさ〜ん」
「はい」
診察室のドアを開け「こんにちは」と入ると、先生がなんとなく悩んでいるようです。
そして、考え込むようにこちらに声をかけてきました。
「さいとうさん、、、熱はありませんか? 咳が出たり痰が出たりしませんか…?」
「いえ、ありません」
「今、、痰出せますか」
「今? いや、出ないです」
「あの、なんとか痰を出しましょう。。。吸入器使ってもいいですしねえ、、」
と言われましたが、喉も痛くないし痰のからむ症状もない。
「あぁ…吸入器。いいですけど、、、出ますかねぇ」
と、なんで痰を取らなきゃならないのか、と理由がわからないように答えていると、先生が思い切ったようにパソコンを操作し別の画面に切り替え、面持ちを変えて言われました。
「さいとうさん、いいですか、これは去年と入院時の『肺のレントゲン』です」と画像を指す。
「ここに白い影があるでしょう? 。。。今日の血液検査でね、結核菌が検出されたんですよ」
とパソコン画面を切り替えると、結核の数値欄に「ヨウセイ」と書いてあった。
結核……、、、、!
……、、。
…。
えっ!
いや、驚くことではない。
「先生、、若い頃に結核やってます。肺炎も2回くらいなりました」
「ええっっ!」
先生は、なんでこいつの体に結核菌がある?、、という原因の分からない検査結果の全てが頭の中で繋がったようにパアーっと明るい表情になった。
結核検査がヨウセイで明るいのもなんだかな。
先生の話を要約すると、、、
血液中には自分の体を守るために、異質なものが入ってくるとやっつけてくれるマクロファージという免疫細胞があり、、
さいとうの病気は「血球貪食症候群」。
罹ると、そのマクロファージが暴走し普通の血球までも異質と勘違いして退治してしまう自己免疫疾患である。
ほっておくと死んでしまう。。!
マクロファージが暴走し始めると熱が出るので、すぐにプレドニン治療を行い治す。
プレドニンというのは過剰な免疫反応を弱める作用があるのですぐに効くが、結核菌を持っている人はプレドニンを服用することで免疫が弱まり、体の奥深くで眠っていた結核菌が目覚めてしまう。
あ〜、ややこしい。
ま、結核菌を持ってるからしょうがない。
ま、結局、なんでも適度がいいのだろう。
無理を通せばこっちが立たず。道理が引っ込むわけではない。
こっちをやっつければ、せっかく隠したあっちが出てくる。適度がいいのだ。無理にやりすぎてはいけない。
人間の体はうまくバランスを保ってやっているもんだから、急にやりすぎてはいけないのはこれでよくわかった。
さいとうの場合だが。
でも神経もそうだし、自然もそうだろう。
SNS含めて全てそうなんでしょう。
やり過ぎはよくないだろう。
こほん。
無理せず。
やり過ぎないように。
なー!
#ウェルビーイング自分らしい幸せ