テンパイしてからも考えることをやめない
ザンリーグチャンネルで放送中のサンマ最強戦、予選突破者の選出を終え、ついに準決勝です。
実は、まだ予選3回戦の自戦記を書いておりませんが、A1リーグ収録、企業リーグ実況、りゅーとん&ハヤシのダブルゲストなど、個人的に重要なイベントが先行したため、まだ着手できていません。今後、必ず書きます。
ゆえにすみませんが、今日は準決勝2/4回戦、1回戦が抜け番だったため、これから三連戦、よろしくお願いいたします。
ポイント状況
予選のスコアを半分持ち越せるため、ボクが少し有利で始められる準決勝!
しかし、ボクが一回戦の抜け番ですから、トップをとった人はボクとスコアが横並びになることは想定済なので、誰がくるかなぁって思っていたところでした。
「準決勝突破」はまったく考えていません、あくまでトップの通過のみを意識して、最終戦をボクがチップリーダーで迎えられるよう、いつも通りの麻雀を打つだけです。
東一局の裏話
東一局の配牌、親番、1アンコ3トイツ、やりがいがあるじゃないの。
ところが
これね、ボクね、普段發から切ってるんですよ。三元牌はイーブン盤面では發から切るの。でも、あまり影響のないこの局面だからこそ、放送対局だから中から切っていつもと違うことしようって思ったんですよね。發を一番右に置いているのに、手が中を選んだんです。あーあ。
その結果、地獄を見ることになります。
一発放銃する予定だったのですが、持ってきた牌が現物だったのでギリギリ耐えました。耐えたせいで謎男さんを巻き込む形で即ポ裏3の5枚オールを被弾しました。
謎男さんにはマジで申し訳ないwwwwwww
予選の収録が10:30くらいに終わって、この準決勝が始まったのが17:00くらい、しかも1回戦抜け番だったので17:40くらいでしたかね、7hくらいの待ち時間を経て座った一発目にこの仕打ちなわけですから
目が覚めるには十分過ぎるどころかメンタマが落ちてしまったので新しいのに取り替える必要が出てきました。
麻雀をサボるな
東二局です。4トイツなのですがメンツ手に仕上げたい手牌、お願いだから七対子にならないで!!!
ポンポンロンマンガン!の体制、準備完了です!
このテンパイ形に到達した時点で、その後の変化を考える時間です。もちろん、考え過ぎるあまり4pと發で遅ロンしてはいけませんよ。
今回は9pを切っているので8pの変化を受け入れるか難しいところですが、4pを切ってフリテン3メンチャンに変えた上で、發が出るならポンしてリャンタン(ノベタン)にしようと思っていました。
これは4p切り、6p切られた後押しもあるのでよりすんなり選べましたね。
当然3-6pにしますが、先ほどの変化同様、これも發ポンして5-8pに待ち換えしたいですよね。現状ドラ4満貫から、跳満に昇格しますし、見た目枚数も一緒ですから。
でも、これ發をポンするなら、似た理屈で5pもポンした方がいいですよね?
結局8pが大きな狙い目となるわけです。
普段この局面に遭遇しても、滅多に5pは出てこない牌なのでこういうのに自然体でノータイムに対応できるかどうかは、打数を重ねて経験を積むこと、日頃の練習量あるのみです。
ぱっと見はうまぶりの極みに見えますが、全然そんなこともないですし偉そうにすることも一切なくて、逆にこれをしない人は、現状のテンパイに満足して温泉に浸かってる人だと思います。
起きた結果は100%運です。これは一つの成功例に過ぎません。
受け入れが二倍違う打9s
東三局、前局にアガった者とは思えないクソ配牌としてはまずまずですかねぇとりあえずドラ3はあるから頑張るか〜
解説「風を感じる」
これね、これ。11巡目でもうモタモタしていられないでしょう、と。あまるソウズが9ならいいのですが、5sがあまる変化は、ちょっと着手しづらいですよね〜。
8pのお場況がまぁまぁ担保されているので、8pがツモ筋にいる前提のルートに絞って選択していきたいと思います!
9s切りは、8p引きの時に4-7sになるのがいいですね、4-7s先引きでもカン8pにするつもりマンマンで選びました。
ちなみに、実戦ではノータイムで切る予定でしたが、対局の前に、控室で観戦していた高田まさひろ会長が「解説で拾ってほしいところがあったら遠慮せず止まってください!」と言っていたのを思い出したので、ここで使いました。
なが〜いなが〜い1シャンテンを打開したのは親の謎男さんの先制リーチを受けてから。。。。親に一発で押しづらいよぉ。。。
1-4p外してターツ選んでるから、3,9p切れのナカスジ6pは当たらないよね、っていうので6p微押しをしつつ、アガリ逃し8pを引いたら5-8pリャンタンで大勝負、その前にうっかりいそうな地獄9pを引いてもいいんだぞ!
がんばれナゾオット、おまえがナンバーワンだ
止めたい牌が明確な時は
東三局一本場、華牌を2枚抜いて、ドラ5あるいい手牌!
あまり進展のないまま謎男さんの先制リーチを受けまして。すぐに8pを引いた時だけ5s切り勝負、それ以外は全て1m切りになります。
まだ親リーチの河が強いので、無茶をせず、情報を待って押す牌を厳選し、長引けば戦います。
こういう変化も1mが現物なら着手してしまえばいいんです。情報を吸収して行くぜ!
中が当たるケースのシャンポンの相方探し中・・・
122型は2p通っているから否定
133型は3pが1枚切れだしなぁ
123466型はブロッカー(手牌に6p)が1枚
ピンズ下完成で無関係なら88p中中か發發中中シャンポン?
これくらいの危険度で抑えられるなら押せるか。
メンゼンチンツモホーバックのテンパイ、うっかり跳満ツモもある!
思考放棄リーチもありますが、4-7s引きがノーリスクで変化しますし、この終盤だと4pアンコ持ちですし、持ってきたら5枚目になる4-7pは切りたくないですよね〜。
本当に今回は7pが、たまたま7p待ちだけにヒットするのですが、止めたい牌が明確なのに自分に分がないめくりあいを申し立てに行くのは、戸部さんがベタオリになってしまう可能性が上がることも含めて損だと思います。
戸部さんがアガってくださるなら親を蹴れるわけですし、それでもいいんですから。
危ないよ、ほんとに。
白い歯を見せるな!ソウズだいぶ見えたね〜
これだけ情報が多いと、さらなる変化にも対応したくなりますね。
ダマにすることで生まれる重大な損失は、「謎男さんが8pを掴み、かつ8p待ちではなく、かつ8pカンされない盤面」だけです。8pが戸部さんから出るわけがないので。
リーチすることで生まれる重大な損失は、「ダマにしていれば止められたであろう牌を前におかなくてはいけないこと」です。
前者は天運に祈るばかりですね。後者は選択できる権利を残すかどうかなので、選択に自信がない人は、形でリーチすればマックスバリューを取り逃がさないのでその方がいいと思います。
7pを止められるなら5-8pダマでツモってもいいや、って思ってました。
っていう顔してそうでしょ?
ここまで耐えたけどこっちのアウツ(待ち)ないから意味がない!
一色か、縦か
東三局二本場は、戸部さんの見事な数え役満で私の選択は普通だったと思うので割愛します。
そして南一局親番、配牌1アンコ2トイツなので四暗刻を目指したいところです。
現実を受け入れる時間帯になりましたので、一旦7pを切って考えますが
これ本当に難しかったです。二人とも2p切ってるんですよ。3pへの期待は高まりますが、ソウズもバラバラと切られている状況です。
3pを切ればホンイツは全体役、3p残す選択は打点への不満がありますね。
親は打点
という標語でやらせてもらっているのでMAXには取りますが、
戸部さんテンパイしてそうだし、ポンテン取れるので、今ならちょっと9s切りたい気もしますね〜
七対子は一切興味ないけど。
天秤にはかけない
南二局も割愛します。南三局。
謎男さんとはスコアで競っているので、跳ツモでまくりたいなぁと思ってます。
でも南場の南家だから打点の作り方が難しい・・・
5つ目のトイツができたので、リーヅモチートイドラドラを目指します。
その手段を用いて条件達成を目指すので、メンツ手を断ち切ります。
二兎を追う者は一兎をも得ず、なイメージですね。
今回のケースで七対子に決め打つことのメリットの一つに、
3sと4pを河に並べられることがあります。
場況の根幹は、切られた牌の隣はトイツ固定が少ないから山にいそうだよね、というところにあります。
七対子の素晴らしいところは、トイツ固定をバンバン決められることです。この手を見てください。3sを切った上で
4pを切るわけです。
場況ぼかしの効果をいかんなく発揮できるところが好き。
確かに私の河は変則になってしまいます。しかし、ターツ選択の基本は序盤にあるため、序盤でこちら側が相手の場況を伺えない時は、自分の変則さ加減を抑えられる方がいいと思うので、4-2pが河にあるところの3pを見せずに進行できる方を選んだということです。
こっちが丹精込めて手作りしているのに!
先制されたら言いなりです。こんな手では話になっていません。現物9mを切って情報を待ちます。
おー、ドラ持ってくるのか。
シュンツを拒否し続けていたらこんなテンパイに!
この形になったら5p勝負だなって思っていました。
残念ながら放銃、ラスです。
次戦は覚えておくんだぞ!!!!
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