未経験で人事にキャリアチェンジして取り組んだ2ヶ月間の全て(後編)
株式会社FiNC Technologies 人事戦略部の佐伯です!前回に引き続き、私が未経験で人事にキャリアチェンジをして取り組んだ2ヶ月間の全貌を公開できればと思います。
後半は4つの分類のうち、(2)〜(4)についてご紹介します。
(1) パートナーリクルーティング
(2) インサイドリクルーティング
(3) 採用広報
(4) 採用基盤
(2)インサイドリクルーティング
こちらは(1)でご紹介したパートナーリクルーティングと逆で、自社発信での採用活動のことです。一般的にはスカウト施策だけではなく、リファラル採用やアルムナイ採用もこちらに分類されます。
・スカウト体制の構築
私が入社したタイミングでは社内のスカウト体制がほとんどなく、パートナーにお任せしていることも多かったので、採用の地力をつける為に内製化を進めつつ、PDCAを回せる体制を構築し始めました。またスカウト媒体も、むやみやたらと手数を広げるのではなく、選択と集中を行って質の高い動きができるように意識しました。
また最初から全てのプロセスを追いかけるのは難しいと思ったので、まずは返信数と返信率、そこからカジュアル面談の設定率や媒体別の一次面接設定数へと徐々に広げていきました。最初から完璧に進めようと思うとハードルが高過ぎたので...
・全ての求人票に見直し
募集中の求人票の中身が適切な内容になっているか?ポジション名や書き方までこだわって、全ての求人をリプレイスしました。勿論、理解できない専門用語もたくさんあったので、一つひとつ勉強しました。
ココでワンポイントアドバイスですが、エンジニアやクリエイターの採用に携わっていると、分からない単語のオンパレードだと思います。その際は、画像検索かSpeaker Deckで検索すると良いと思います。文字ベースよりイメージベースの方が圧倒的に理解が早いので。
・社員推薦リストの作成
FiNCでもリファラル採用は強化していますが、ユニークなポイントはエンジニアが考える「この人材がいればFiNCがもっと強くなる!」という業界人をピックアップしてもらって個別でコンタクトをしています。勿論、SNSでのアプローチがメインで、関係性の薄い層にはなりますが、転職意識に関係なくFiNCの事業を推進していただける優秀な人材とは長期的に接点を持つように意識しています。
(3) 採用広報
・採用HPのリニューアル
採用HPを充実させることで、少しでも候補者様にFiNCのことを理解していただければと思い、記載するテキストも0→1で全て書き上げて、外部のパートナーと協力して写真撮影も実施しました。
(ちなみにエンジニア向けの会社紹介資料も現在作成中です…!)
・採用広報戦略と具体的なスケジュール決め
採用広報と言うと、どうしてもコンテンツ製作に意識が向きがちですが、重要なのは戦略。FiNCとしてどういったことを伝えていきたいのか?を徹底的に話し合って、スケジュール・媒体・コンテンツの中身・何を伝えたいのか?を決めました。
・エンジニアブランディングアンケート
採用活動のメイン職種になるエンジニアは、特に訴求内容にこだわっていきたいなと思いました。よってFiNCのエンジニア組織の魅力・課題・どんな人材が必要か・その人材がFiNCに入社するメリットなどを実際にエンジニアにヒアリングして、発信するコンテンツに反映したり、スカウト文面を作成する際に利用しています。
(4) 基盤構築
・オペレーションの整理
属人的なフローにならないように、各フローを言語化・統一化するように意識しています。前編でも少し触れましたが、言語化できないフローは時間と共に認識のズレが発生してきます。ベンチャーという組織自体がどうしても属人的になりやすいので、マニュアル化まで固めることで、どの社員でも同じ動きができるようにしています。
ココに関しては、自分よりも圧倒的に優秀な方が先月入社されたので、その方にお任せしています🙇♂️
・面接官トレーニング
どれだけ魅力的なブランディングができても、実際の面接の印象が悪ければ全ては水の泡。なので、タッチポイントの体験を少しでも改善する為に、候補者様と接する面接官の心構えやマインドセットを統一するような研修を実施しました。CX向上の為の基本中の基本ではありますが、定期的にマインドセットする機会をセッティングしています。
・目線の擦り合わせmtg
実際に選考に携わってくれているエンジニアを全員集めて、振り返りmtgも実施しました。それぞれの面接官が考える選考基準の認識を擦り合わせ、可能な限り言語化しました。選考官毎に悩むポイントを抽出して、どの面接官が選考にあたっても同じ選考結果になるように細かいところまでチューニングするようにしています。
以上が、未経験で人事になった私が取り組んだ2ヶ月間の全てです。
毎日全力投球していると気付きませんでしたが、改めて振り返ってみると色々取り組んできたんだなと思います(笑)
最後に...
前編・後編に分けて、具体的な取り組みをご紹介させていただきましたが、特別な動きをしてきた訳ではありません。多くの方々が「それくらい当たり前じゃない?」と思われるようなことかもしれませんが、「当たり前のことを当たり前にやる」がこの2ヶ月間を表現した一言かもしれません。
今後もFiNCの人事として、全力投球していきたいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇♂️
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