「明日やろうはバカ野郎」について真面目に考えてみた。
「明日やろうはバカ野郎」って一度は耳にしたことはある言葉じゃないでしょうか?(初耳という方がいらっしゃればすみません...笑)
一般的には「今日できることを明日に引き伸ばすな!」って意味で捉えていると思います。ただ最近はちょっと違う解釈をするようになってきました。
多分、最初にこの言葉を知ったのは、ドラマの「プロポーズ大作戦」を観た時だと思うんですが、それ以降、個人的に大事にしている言葉だったりします。社会人になってからも「少しでも明日の自分が助かるように...」と、嫌な仕事はその日のうちに終わらせようと心掛けてきました。その基本姿勢は今でも変わりません。
ただ最近は「”今やりたいこと”を明日に回すな」って解釈するようになりました。
少し前までの自分は、書き出したタスクを片っ端から処理して、プロジェクトを少しでも前に進めて、そうこうしているうちにまた何かしらの連絡が来て...とにかくそれらを処理する繰り返し。毎日毎日タスク地獄。自分がやりたいことよりも、他人がやって欲しいことの方が優先されてしまう。そんな働き方でした。
ただこの言葉を「”今やりたいこと”を明日に回すな」って捉えると、本当に大事な、自分のやりたいことにフォーカスできるなと。
よく優先度と緊急度の四象限で、”緊急度が低くて優先度の高いもの”を大事にしろって言われますが、どうしても重要度よりも緊急度が優先されてしまうと思います。
ただ当たり前ですが、昨日と同じことをすれば昨日と同じ結果になります。時間は有限だし、いつ死ぬかもわからないのに、何もしないでじっとしているから将来が怖いのかなと。
「目の前のタスクに追いやられて、後回しになっていないか?」
「それで仕方ないと思っていないか?」
もちろん無理をする必要はないですが、少しでも未来を変えたいと思うなら優先順位を変えてみても良いと思います。
「やらなきゃいけないこと」と「やりたいこと」は似て非なるものです。そのどちらも近日中に仕上げる必要がある場合、その選択にまだ「明日やる」という余力があるなら、迷わずに「やりたいこと」を選んだ方が良いと思います。結局のところ、人間は「やるべきこと」はほっといてもやります。笑
ちなみに中長期的にやりたいことを考える時も同じかなと。例えば、海外旅行に行きたいのなら、仕事より何より優先してそれをまずやるように設計する。休みを確保する前に、チケットを取っちゃうのもありかもしれない。「行けたら良いな…」ではなく「行く」。その決めが大事かなと。
明日できることは明日やる。
今しかできないことを優先する。
今やりたいことを最大限に優先する。
「明日やろうはバカやろう」はそういう意味かなと最近思っています。