【大分県宇佐市】よかろうパークキャンプ場、ちょっとニッチな観察と可能性を、外野ですがヤイヤイ言わせてください。注:個人的最高評価。
キャンプ地決定の背景〜目から汗出た。
私(と我が子2名)が、よかろうパークキャンプ場を目指すことになった経緯をお話しします。
長男は放課後デイサービスに通っており、
そちらの先生が連絡帳に、
「長男ちゃん、キャンプ行くって話してくれましたよ!いいな〜!」
とまぁ大体このような文言が並んでいたのですよ。
はい、寝耳に水!
そしてそれについて確認をしたのです。
すると長男の返答は、
「うち、貧乏だから・・・」
尻すぼみの小声で申し訳なさそうな表情。
「行くに決まっちょんやんか!!!」と。
母、無職、腹を決める。
思えば叶うを体験してほしくて、翌日からの一泊二日の予約を取りました。
なぜ、よかろうパークキャンプ場を選んだのか、2位じゃダメなんですか?!
第一候補は他のキャンプ場だったのですが、なんとしてでも安く抑えたい私は第二候補のこちらの自社Webサイトにアクセス。
(直近のスケジュールだったこともあり、念の為、某なっぷは避けてみました。)
ほら、ご覧。
かつてのヤフージオシティーズを使っていた頃を思いだすような、
ほっこりページに緩んだ頬。
そして読み進めていくうちに、
管理人さんの
感情 ドーン
個性 ドーン
魅力 ドーーーン
大爆発のテキストが眼前に飛び込み。
陰キャのシャッターがガッタガタ震えております。
しかし、ここでくたばるようなヤワじゃないわ、社会人経験20年の冷静さで、静かにスマホのダイヤルを押しました。
落ち着いた声色に、丁寧な説明。
想像していたより穏やかな管理人さんとの通話で一気に昂ってまいりました。一泊5,500円だしね!
こちらは宇佐市院内の羽馬礼(はばれい)と言う住所にあり、いわゆる山の上の方です。雪の日は四駆のスノータイヤ推奨。
宿泊したのは2月で、めっちゃ冬でしたが、たまたま晴れ〜雨の予報。
ねぇ、この住所の名前ワクワクしませんか?
なんのユダヤよ!ヘブライ語にありそうな地名やん!
ちなみに、私は日本史YoutuberのTolandブログさんの大ファンです。
ヘブライ語で似た音の言葉を探してみましたが見つけられず。チッ。
でも素敵な地名でしょ。
ちなみによかろうパークも、道中の行政が立てた看板では「餘霞楼パーク」なんです。
美しい地名だけで胸がいっぱい。
私の人生は、この感覚を信じている。(急にどうした)
現地着、予想通りの広大な自然と対比するちっぽけな自分&Welcomeフン。
大分ICから30分、安心院ICで下車。
そこから更にナビ通り約30分。
山道に入ったあたりから、耶馬溪などの景勝地に負けず劣らずの雄大な景色に息をのみつつ、交通量ゼロでドナドナゆっくりドライブ。
現地着。管理棟、不在。
チェックインの時間よりも1時間以上早く到着した私が悪い。
ので、管理棟横にある遊具で子供たちと遊ぶ&散策することに。
遊具がある広場からの景色は、
この世の終わりかのような(野焼きをした後らしく)、
忘却の彼方という言葉が似合う、
まるで異世界の雰囲気でした。
最強パーティー(我が子)と、いざダンジョンへ!ってな感じです。
そしてまだまだ立派な遊具の話をしたいのは山々なのですが。
お願い!鹿のフンの話させてください!
そこには乾燥したものから、最近のものまで、可愛いコロコロのフンがたくさん!この遊具と管理棟は、標高600mだそうで。
WelcomeドリンクならぬWelcomeフンやな!と!
自然と共存する、ありのままを感じられた瞬間でした。
私はこういう体験を子供にさせたかった。
五臓六腑に染み渡る自然田舎体験。
この後もう4つ、素晴らしい体験をすることになります。
初体験リスト〜昭和生まれが喜ぶ内容でお届け。
普段は大分駅周辺(大都会)に住んでいる私ですが、よかろうパークでしかできない体験を書きます。
①共用トイレはどっぽん。
我が子は初体験。予想通り、座る向きが逆でした。
本当にこんな感じなんだ〜と我が子ながら他人のように世代ギャップを感じてしましました。
②蛇ではない、卵体験。
飲める湧き水があるということで、そちらを汲みに河川プール方面へ。
車で数分、河川プール横の蛇口から、持参したタンクに水を汲み、その間子供達は川遊び。
冬なので泳げませんが、魚取り網でわちゃわちゃと。
するとそこに大蛇か!けど、異常に長すぎる。
全て蛙の卵でした。
5メーターかける1メーターくらいの範囲に、
直径3センチほどの長いソーセージの膜とタピオカがぎっちり。
後で写真を撮らなかったことを後悔しました。
③屋根登り。
投げたフリスビーが、羽馬礼窯元の屋根の上にのってしまいました。
そこで管理人さんに長い竹を借り、届かず失敗。
車の屋根に乗せて竹でとろうとするも、車の屋根は傷つき凹み、失敗。
最後に管理人さんの息子さんの隠れ家用のハシゴを借りて、管理人さん&息子さんの力を借りつつ、なんとか成功。
長男は初体験!と喜んでおりました、その節はありがとうございました。
④夜中のピューという声。
鹿でした。
女性の叫ぶようなキャーという声を想像していたので、
ピューもあるんだと。
夜中、煙草を吸いにバンガローの外に出ると、
ガサガサっと近くのバンガローから足音が。
完全に鹿です。物量的に鹿でした。
我が子は聞こえなかったようだけど、私は至近距離に感じたので大興奮でした。
何もない場所だと感じる方もいるかもしれませんが、このような体験ができるのです。
我が家はテントなし系キャンパーで、毎度バンガローがあるキャンプ場へ行きます。バンガローは、本当に屋根のある箱といった感じですが、レンタル品(灯油ストーブや薪14キロ1,000円と格安)も充実しているし、ホットカーペットを持参して行ったので、むしろ布団を蹴破って爆睡させていただきました。
ホームページを見る限りは、展望台、ハイキング、登山、薪割り体験、サウナ、焼き物の販売、マルシェ的なものをしているみたいでアクティビティーもたくさん。
リピあり、むしろ絶対来るつもりで、夏は第二バンガロー(河川プール近く)、冬は第一バンガロー(山と遊具側)だなと思いました。
今後のよかろうパークの可能性について=弱小キャンパーの願い。
私はキャンプを好きになって数年経ちますが、るるパーク(旧:農業文化公園)や国東の長崎鼻リゾートキャンプ場のような、高規格のバンガローが好きでした。
しかし年々、シンプルな装備でできないものか、もっと子供達に自然の面白さや怖さを体験してほしいと思うようになりました。
そんな中で出会ったこのよかろうパークキャンプ場。
そのままのあなたでいいの!
無限の可能性を感じる、よかろうパークでやってほしいことを下記に記載しました。
1、バーニングマンのようなイベントをしてほしい。
憧れのバーニングマン、ちょっと興味ある山水人のようなイベントを検討いただけないものか。
子連れだとなかなかバーニングマンが無理ゲーなのです。
ゆるいルールのもと、ぜひ開催してほしいです。
鎮座ドープネスさんや環ロイさんのLIVEとかあればな〜夏に河川プールの横で。
2、DIY体験。
おそらく管理人さんをはじめ関係者様が作ったであろうベンチなど、たくさんありました。キャンプ好きは大体DIY好きじゃないですか?←
簡単なフェザースティックとかからでもいいし、簡易テーブルでもいいし、何かDIYさせてもらえたらなと思いました。染め物体験もいいなあ。
キャンドル作りもしてみたいなあ。広末の元旦那みたいな、あの感じとか。
3、農業体験。
飲める湧き水があるくらいだもの、きっと美味しい野菜が育つはず!なので白菜や大根などの畑を作って、自分で掘り起こしてみたいです。
掘り起こした野菜は買って貰えばいいのです!
泊まったときにいただいたお芋、大変甘くて美味しかったです!
4、写真展。
ハッシュタグをつけてSNSに投稿、そのなかで、最高の写真を撮った人を表彰してほしい。
自然の写真って同じような雰囲気になりがちだと思うのですが、30万坪?!ある広大な敷地だったら、たくさんの表情がありそうだなと思いました。
私的には、とにかく蛙の卵を再度拝みたいのです・・・。
最後に、ありったけのLOVEと圧倒的な自然美。
個人的な感想をつらつらと重ねましたが、一番嬉しかったことは、我が子が初体験を何個も話してくれたことです。
冬の川遊び、長靴の中に小魚が入ったの初体験!
車の屋根とハシゴ初体験!
鳥のご遺体みたの初体験!
自衛隊の大砲の音聞いたの初体験!
こんなことを帰りの車中何度も何度も話してくれました。
帰宅後は、テントがいると言い出し、Ipadで音声検索しておりました。
よほど楽しかったのでしょう。
今まで経験してきたキャンプとは違い、家族の会話もできました。
(Wifiがあるところでは、YoutubeやSwitch大会を繰り広げる満足感のないキャンプばかりでした。)
ありがとう、よかろうパークキャンプ場!
また行きますね!!
※追記 3/11 キャンプ場のオーナーさんに掲載の許可をもらい公開しました。個人的な感想なので、詳しい設備や利用料金などはホームページで確認してください!
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