サクラ咲イタ
最後に投稿したのが1年前ということに驚きを隠せない。時の流れは早い。
ようやく私にも桜が咲いた。
苦節8年、あまりにも遠回りした大学・予備校生活であった。今も後悔の念は消えない。しかし、無事掴み取った合格に対する達成感は、今まで味わった中で最高である。
昨年夏の大学卒業から国家試験までの約半年間は、がむしゃらだった。毎日6時に起き、8時前には家を出て予備校に通った。講義終了後も、閉室する19時半まで残って勉強した。行き帰りの電車やバスの中でも、スマホを使って復習した。
帰宅してからは殆ど勉強しなかった。出来なかった、と言った方が正しいかもしれない。晩ごはん(支度と片付けを含む)、洗濯、入浴…としているとあっという間に0時を回り就寝、という生活リズムだった。実家暮らしの人間を何度となく羨ましく思った。
ここまで書くと、半年間勉強漬けで気が狂ってもおかしくないが、遊ぶ時はとことん遊んだ。予備校が土日共に休みの日は、片方勉強、片方遊びを入れた。漫画を読んだり、アマプラを観たり、美味しいものを食べに行ったりした。それらを全て“ご褒美”として、モチベーションを保っていた。クリスマスなどのイベントも、それなりに楽しんだ。
最後まで心を折らずに合格まで辿り着けたのは、たくさんの人の支えがあったからだ。先に合格していった友人らの勇姿は、何とか追いつきたいという気持ちにさせてくれた。精神的に不安定な時、彼氏が心を落ち着かせてくれた。予備校や大学の先生方は、自己肯定感を高めてくださった。彼氏のご両親は、いろいろな差し入れをしてくださった。
そして何よりも、自分の両親には金銭面でも精神面でも相当な苦労をかけた。8年間奨学金を借りなかったことで、恵まれた家庭だと思い知った。数え切れないほどぶつかり合ったが、私のやりたいようにさせてくれた。
昨日の合格発表で正式に合格が決まった時、珍しく父から電話がかかってきた。
「頑張ったね。本当によく頑張った。」
生まれて初めて、父から褒めてもらった気がした。自己採点の際に充分涙は流したので、発表は安堵の気持ちが強かったのだが、ここで涙腺が崩壊した。
久々の投稿でダラダラと書き続けてきた。紆余曲折あった8年間だったが、諦めずに続けてきて良かったと思う。
私を支えてくれた全ての人に感謝。
そして私!本当によく頑張った!
嵐の「サクラ咲ケ」をヘビーローテーションしながら、引っ越し作業に勤しむことにしよう。