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完璧じゃないといけないんか。

たまに、完璧じゃない自分が嫌になる。

わたしは密かな完璧主義みたい。

完璧に出来た課題じゃないと提出したり、発表したりしたくない。完璧に出来そうにないなと感じると、極端にやりたくなくなる。

こういう文章も、完璧に納得しないと出したくない。後から見て、変な部分を見つけると、全部消したくなる。

自分の嫌な部分を見ると、全てから目を逸らしたくなるみたいな。

関係ないけど、本を読むと使える語彙が増えて、楽しいな。新しく本を読み始めると、自分には到底思い付かないような表現の仕方を発見できる。それが何の役に立つのかは知らないけれど、ひとつの小さな楽しみではある。話しているだけじゃ、見つかりづらい。あと、気持ちが焦っていたら、本を読む気持ちじゃないと見つけられない。

何で本を読むのが、好きなんかなぁと考える。

世間的には、性格が悪い人や、考え方が違う人を否定しないところ。ある本では否定的に書かれていても、他の本では肯定的に表現されているところ。

私の好きな本で、”舞台”という題名で西加奈子さんが手掛けた書籍がある。主人公はプライドが高く、気を誰にも許さない、人を見下す癖がある人である。本を読んでても、苛立ちを覚えるぐらい好きになれない。

このお話は、その性格が物語の中で、どう変化を遂げるかという小説ではない。こんなに素敵な人になりました、はい、ハッピーエンドってならない。そんなところが好きになる。

性格はムカつくけど、それが悪いとは誰も言ってない。変わらなきゃいけないなんて書かない。そこを私は好きになった。

だから、なんやねんって話だけどね。おなか減ったなぁ。好きな本を買えて、いつもより少しハッピー。


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