amanita muscaria

ゲームと楽器と🐯🐎を嗜む非実在成人

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Birth: 心象風景と骨と肉

生きた足跡を残し、誰かの心に残ろうとすること。「自我」を証明するものが「他者の記憶」にしかないことを、ヒトは本能的に知っている。 街の人々と関わり、その人となりと役割、内心に触れる。記憶の糸をほぐすように、風景に溶け込んだパズルを解く。 骨と肉は、単に心の宿り木でしかない。そこにぬくもりを与えうるのは、拾い集めた自分自身の小さな旅の記憶だけだ。 そんなおだやかでちょっとだけ刺激的な、小さな旅のゲーム。

    • スト6やったこと+やること

      Cケン プラチナ☆3 ダメージを増やす→ヒット確認、カウンター表示を見る バーンアウト→キャンセルラッシュのあと回復、3以上 通常技のリーチを覚える、迅雷脚 技を見てから押す、追撃・対空は間に合わなくても押す 着地・起き上がりは投げ意識 近距離でのラッシュ

      • Beast Cup 3on3Ⅱ参戦記

        これまで参加してきたTOPANGAチャリティーカップやEVOJAPANでは"ランク分けの無い試合"だったが、今回はプラチナまでのプレイヤー三人によるチーム戦となった。 今回も本番に向けた練習はあまり出来ていなかったが、ランクの近い同士ということでかなり拮抗した勝負になった。 大会も基本的に試合自体はランクマッチと同じルールではあるが、普段のランクマッチからある程度意識的に練習をしておく必要性を感じた。そのくらい、いつもやっていることができなかったりする。 結果としてはリーグ

        • 最近聴いている音楽

          マンチェスター発らしい、浮遊感あるボーカルと音選びが印象的なエレクトロポップ。学歴がにじみ出た優等生な音で中毒性高い。 トライバルでかなり尖ったテクノ。ケン・イシイあたりを思い出させるが新しさもある。 説明不要の歌姫。これまでの延長線上ではあるが、コラボ曲には聴き所もあってちゃんとまとまっている。 砂漠のジミヘンとも言われるサイケロック。この系統ではより牧歌的なTinariwenも好きだったりする。 今年のリリースではないが劇場版のタイミングもあって、3曲目「tran

        • 固定された記事

        Birth: 心象風景と骨と肉

          ヒトはなぜ世間話をするのか

          世間話。大抵のことには意味があると思って生きてきたが、その無駄とも思える時間には、どんな意味があるのか。 ヒトの関係性が一朝一夕でないことは誰でもわかると思う。人脈を枝とすれば、幹は自分自身のリソースであり、根はそれを他者や世間から賄うために張られる。そうして何十年掛けて育っていくのは、木もヒトも同じと言える。 無駄に思えるような時間を共有するのは、誰に対してもできることではない。枝を無尽蔵に増やせば、幹は枯れて根も痩せる。リソースは有限で、器のサイズもヒトによりほぼ決ま

          ヒトはなぜ世間話をするのか

          EVO Japan Day1参戦記

          4月27日。国内最大級と言われる格闘ゲームの大会にエントリーするという、個人的にとても貴重な経験を得た日となった。 対戦開始は午前10時。30分ほど早く現地に到着したが、会場にはすでに多くのプレイヤーが集まっていた。 事前の練習にもさほど時間を割けず、純粋に初めての対戦会の空気を楽しむことにしたが、実際に対戦してみて環境の違いや横並びでプレイする独特の感覚を得たり、プロプレイヤーの対戦を間近で観ることも新鮮だった。 結果としては1勝することもかなわなかったものの、オフライン

          EVO Japan Day1参戦記

          最近聴いている音楽

          アラバマ・シェイクスのギタリストによるソロワーク。パワーのあるボーカルが活きたバンドサウンドも良いが、こちらはより楽曲のバラエティに富んでいる。 現代R&Bはこれを聴いとけ的なやつ。 ファンクのレジェンド。80'前後にChicというバンドでアルバムを出していたが、5年ほど前にも唐突に出ていたらしい。ディスコ。 甘いパンク。楽曲がなんとなく初期のGarbageを思い起こさせる。

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          For the GHOSTs: 友達とのふれあいは、物寂しさと愛おしさに満ちている

          あなたの新しい4人の友達は、自身が「虚構」であることを自覚しながら、「現実」に在るあなたに託したい願いを秘めている。 友達という関係はいつも曖昧で、それでも確信を求めてしまったりする。そこに虚構と現実の差異なんて、さほど無いのかもしれない。 彼女たちが願った未来を、思い出すことのない過去を、受け止めてあげてほしい。物憂げで愛おしい「虚構」を。 きっと、今をもっと大切にしたくなるはずだから。

          For the GHOSTs: 友達とのふれあいは、物寂しさと愛おしさに満ちている

          バルダーズ・ゲート3: マルチプレイで臨んだCRPGの傑作

          およそ1ヶ月半、正味70時間を超えるマルチプレイはついに完結した。近年RPGを最後までプレイすることさえ多くなかっただけに、いまは達成感に満ちている。 マルチプレイでの感想としては、高い自由度と戦術性、ストーリーとその合間に挟まれるユーモアは、確かにマルチプレイならではの楽しみをさらに膨らませるものだ。終盤こそ駆け足のプレイにはなったが、ここまでのボリュームを最後まで飽きずにじっくり楽しませるRPGは多くないはずで、名作と呼んで差し支えない。 アナログなTRPGをベースに

          バルダーズ・ゲート3: マルチプレイで臨んだCRPGの傑作

          TOPANGAチャリティーカップ参戦記

          ストリートファイター6をプレイしてすでに半年、当初の目標に到達してからの自分は正直なところ、次の具体的な目標を決めかねていた。 ランクマッチというわかりやすい指標はあるものの、ただ数字だけを見ながら続けることにある種の限界を感じると同時に、自分には生来的に欠如しているもの…「闘争心」や「悔しさ」がステップアップに不可欠であることを自覚していた。 参加メンバーの招集に即決で応えたが、ランク分けなどはないので対戦相手も普段のランクマッチとは格が違ってくる。今の自分にこの場で求め

          TOPANGAチャリティーカップ参戦記

          かつてファンロードという雑誌があった

          時は80年代中頃…あんどろトリオ(内山亜紀)で性に目覚め、ひばりくん(江口寿史「ストップ!!ひばりくん!」主人公)に恋をした少年こと自分は、なにかに導かれるかのように地元のアニメイトへ足を運んだ。 そこで発見したのが、月刊OUT(アニパロコミックス)やファンロードといった投稿系同人雑誌だった。 そこには同好の士たちの嗜好と才能をぶつけ合うかのような投稿が集まっていた。ページをめくるにつれて、少年こと自分の目も見開いていく。やがてGペンとスクリーントーンを買って帰り、漫画クラ

          かつてファンロードという雑誌があった

          里山のおと 夏草こみち: タヌキくんと学ぶ里山の文化

          篠笛の音とかわいらしい墨絵で紡がれる、素朴な物語。 狸の大学では、タヌキくんたちがヒトの暮らしについて学んでいるらしい。 ハイライトされた単語には解説があり、里山図鑑にコレクションされる。それらは物語の最後に挑む里山クイズに出題されるので、よく覚えておきたい。 およそ1時間前後のプレイ時間に学びがあり、おまけとして切り絵PDFもあり親子で楽しめる、とても丁寧な作り。ちょっと夏の雨の日のにおいを思い起こさせる良作。

          里山のおと 夏草こみち: タヌキくんと学ぶ里山の文化

          競馬を知ると月日が早い説

          自分が意識して競馬を見始めたのは学生時代、ビワハヤヒデが2着となった朝日杯3歳S(1992年、現在の朝日杯フューチュリティS)が最初だったと記憶している。後にクラシック三冠を含むG1を5連勝し怪物と称されたナリタブライアンの兄である。 1990年前後、オグリキャップと武豊がその火付け役となった競馬ブームからおよそ30年…ウマ娘のヒットもあり現在の競馬場には当時を超えんばかりの活気がある。 ある程度長く競馬を観ていると、当然ながら血統にも目を向けることになるだろう。競走馬の現

          競馬を知ると月日が早い説

          近年の万年筆すげーなという話

          OHTO(オート)というと老舗のボールペンメーカーとして知ってはいたが、たまたま万年筆を見つけて衝動的に購入。 高校卒業の祝いにもらったパイロットのキャップレスを長く愛用したこともあって、マニアまではないが筆記具フェチとなった自分の、ささやかな趣味みたいなもののひとつである万年筆。 万年筆といえば高級品のイメージだが(実際、よく知られるモデルは数万円)、近年では数千円から良質のものが多く売られている。 今回のOHTOも、金メッキではあるが質の良い軟らかめのペン先で書き心地

          近年の万年筆すげーなという話

          いかすバンド天国とはなんだったのか

          昭和天皇の崩御、そして平成という新しい時代が始まる1989年1月。 当時中学生だった自分は、新聞のラテ欄でたまたま見つけた深夜番組にすぐさま心を奪われた。「平成名物TV 三宅裕司のいかすバンド天国」(イカ天)という、アマチュアバンドが参加する音楽番組だった。 80年代、勝ち抜き式のTV番組といえば「お笑いスター誕生!!」などが人気を博したが、お笑い第三世代ブームとほぼ時を同じくしてアマチュアを中心としたロックバンドのブームもピークにあった。 都心では歩行者天国(ホコ天)にバ

          いかすバンド天国とはなんだったのか

          プロフィール

          学生時代はゲームクリエイターを志しプログラミングを学びつつ、エレキベースを弾き始めヘビーメタルに傾倒。 紆余曲折を経て、現在は不動産管理・イベント音響・ウクレレ講師などで生計を立てる。 人類史上もっとも職歴の多い男として知られる。 ここでは主に自分で読み返すためのテキストなどを残していく。 ゲーム、音楽、80~90年代ヲタク文化の思い出…とりとめない予感もありますが、それなりの読み物にはなるよう努めていくので、何卒。

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