見出し画像

23.03.17 自分の意見を主張すること、人の主張を受け止めること

・ある日のフリースクール
ボードゲームが盛り上がった
みんな大好き『人狼』、Aくんがはまっている『犯人は踊る』、Bくんが好きな『パンデミック』
後半2つは初めてやる子ばかりだったけど、AくんとBくんがそれぞれルールを説明し、進行を仕切ってくれた(大人任せにしないのいいなぁ)

自分からみんなに「人狼しよー」と声をかけたBくん(それぞれが1人でゲームで遊んでいるところに声かけれるのすごい)

私が犯人は踊るに誘い、みんなが乗ってきたときに「オレはパンデミックがしたーい!」と言ったBくん(この空気でそれ言えるのすごい)
そこで多数決を取り、「じゃあ先に犯人は踊るをして、その後でパンデミックしよー」と決めてくれたAくん(この状況でイラっとせず普通に対応できるのすごい)

最初はよくわからず言われるままにカードを出していたCちゃんも、やっていくうちにルールがわかってきて、自分の戦略をみんなに説明したり、他の子の意見に「それよりこうした方がよくない?」と反論したりしていた(決まりかけてた流れで反論できるのすごい)
その反論を、あるときは「確かに」と受け入れ、あるときは「でもそれだとこうなるじゃん、こっちの方がいいよ」と議論を重ねるみんな(怒ったり人格攻撃したりせず、ちゃんと反論を受け止めて話し合えるのすごい)

-大人発信でなく子どもたちがどんどん発言
-周りに合わせるばかりではなく自分の意見も主張
-人の主張をわがままや攻撃だと捉えずフラットに受け止め、建設的に話し合う
これが小学生でできるってすごいなぁと思う
私は全部逆の小学生だったので、感心しかない
周りにも3つ目ができる子はそういなかった

・でも、だからこそ彼らは学校に行かない・行けないのかな、とも思う
授業や友達関係でこれをやったら浮いてしまうので
学校では先生の言うこと聞くのがいい子で、みんなと違うことを言うのは空気読めないうざいやつだ

つまり、私が普通に学校に通えていたのもそういうことだ
特に疑問も持たずに右に倣え精神で学校の空気に順応し、学校の価値観を内面化することに成功しただけのこと
本当は、通えない彼らの方がよっぽど感性もコミュニケーション能力も優れている

なんだかなぁ
学校の空気、もう少し変わるといいなぁ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?