メールの返事の"Re:"はresponseやreplyじゃない
昨日公開したnote「re: 色彩検定UC級」の冒頭部に、こんなことを書きました。
余談ですが、メールのre:って、responseやReply、returnじゃないんですよね‥。
では何の"Re:"なの?というお話です。(知っているというかたもいると思いますが、心の中で突っ込み入れてください‥。)
誰かのメールにメールソフトで返信するとタイトルに"Re:"と付きますね。
転送メールですと"Fw:"と付きます。こちらは、Forwardから来ています。
responseやReply、returnでもない? では何だろう?
ラテン語の"res"「~について」「~に関して」から来ています。
インターネット関連の技術者団体IETF(Internet Engineering Task Force)が公開している「RFC(Request for Comments)」というインターネットのフォーマットを定めた技術文書があり、こちらに電子メールなどのフォーマットを定めた文書「RFC2822」というものが含まれています。
その中の"3.6.5. Informational fields(情報フィールド)"には次のような文章があります。
The "Subject:" field is the most common and contains a short string identifying the topic of the message. When used in a reply, the field body MAY start with the string "Re: " **(from the Latin "res", in the matter of**) followed by the contents of the "Subject:" field body of the original message.
「Subject:」フィールドはもっとも一般的で、メッセージのトピックを識別する短い文字列を持つ。返信で使われると、そのフィールドボディは「Re:」(ラテン語の「res」、「~について」から)で始まるかもしれない(MAY)。
日本語部分は、訳してくださっている方のページから引用しました。(RFC2822)
返事だからreplyだと思っていてもいいんじゃないかと個人的には思いますが、一応こんなルールがあるのね、と知っておくのもよろしいかと。
というわけで、今日はあっさりこれにて。
よい週末をお過ごしください。
(了)
ヘッダー写真 撮影地 ニュージーランド 北島のとある橋で ©moya
最後までご覧いただきありがとうございます! 現在放送大学でPDFのアクセシビリティを卒業研究中。noteはそのメモを兼ねてます。ヘッダー写真はnzで私が撮影しました。 【ご寄付のお願い】有料noteの売上やサポートはnzクライストチャーチ地震の復興支援に使わせて頂いております。