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September Girlfriend

怒涛の9月振り返り。

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ワンスアポンアタイムインハリウッドを見に行く。チャールズ・マンソンとシャロン・テートの事件をモチーフにフィクションが現実を超えることの軽やかさと救いについてチャーミングに描いた映画であった。タランティーノ作品に明るくはないものの、いい映画だと思える。

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原美術館で開催されている加藤泉の展示を見に東京へ。
インターネットではSCP-173 The Sculpture - The Original (彫刻 - オリジナル)の元作品がよく知られているかもしれない。
一見不気味な彫刻や絵画が中心の作家であるが、全く異なる2つをつなぎ合わせたような作品からは人間のアイデンティティとなりうる性や人種を解体し、あらたな視座を獲得する試みが感じられる。
原美術館は高校生の頃に自主的に行こうと思い立った始めての美術館であり、遠方でありながら何度も通った場所なので、2020年の閉館は大変寂しく残念である。

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夕方からはMaltine RecordsのイベントCUBEへ。
長谷川白紙とパ音が主な目当てではあったが、どの出演者も大変素晴らしく、コンテンポラリー、あるいはエクスペリメンタルな電子音楽の発展性と可能性を強く感じさせるライブだった。カバナグがハヌマーンの幸福のしっぽをカバーしてて泣きそうになっちゃった。

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ミーハーを発揮して白紙のサインをもらう。

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翌日朝イチのバスで新宿を立ち、箱根へ。今回の旅のもうひとつの目的であるポーラ美術館へ。
目当てはセレスト・ブルシエ=ムジュノの"クリナメン"だ。

2012年に東京都現代美術館で見たものだが、今回箱根に来るということで再見したいと思い足を運んだ。
ポーラ美術館は印象派を中心とした現代美術を多く所蔵しており、そのコレクションと現代の作家の作品を合わせて見せるというキュレーションが大変おもしろく、他の作品や常設展も含めて大変面白かった。

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そしてアイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージのイベント、ステップ&スキップが行われた。
シンデレラガールズの中のアイドル、森久保乃々に初見から心を奪われてはや3年。もりくぼが上位報酬となるイベントのために体力回復アイテムを律儀に貯め続け、そして時は来た。

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中央の少女が森久保乃々だ。もりくぼに関してはいつかちゃんと記事を書きたい……とりあえず今回のイベントに関してはランキング最上位の2000位以内を無事にキープできた。

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デレステ中心の生活によって腰を完全に壊しましたが悔いはないです。

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そして山下達郎のライブにも行った。達郎はロックンロールなんですよ。
MCでは最近のシティポップブームについても言及し、たまたまレコードショップで出会った30歳のアメリカ人にサインをねだられ、「絶対にライブに行くからこの曲をやってくれ!」と懇願されたBOMBERをこのツアー中ずっと演奏していると言って本物の男を見せた。
達郎を見るのは1年おきに4度目くらいだが、見るたびにライブがうまくなり還暦を過ぎても飽くなき探究心と音楽への情熱を滾らせていることを証明してくれる。ライブはいつもサービス満点で最高なので気になる人は是非。

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そしてNUMBER GIRLである。もう何から話していいかわからない。
もはやナンバガは伝説ではない。ただそのことが嬉しく、夢のような時間だった。再結成の話を聞いた時はデマだと思い、ワンマンのチケットが取れずに落ち込み、ライジングサンが中止になって絶望し、来年のツアーを待つかと思っていたところにたまたまチケットを手に入れることができて……。
夢にまで見たナンバーガールの面々がナンバーガールとして4人揃って眼の前にいるということが信じられない思いで、10代の頃に戻ったように叫んで暴れて泣いて楽しんだ。生きててよかったと思える夜が来るなんて思ってもみなかったし、今後これ以上のものがあるとは思えない。ナンバーガールは人生だった。このための30年だった。

実在しない人間の実在する関係性に心砕かれる毎日 https://www.amazon.co.jp/hz/wishlist/ls/1YN6R4IANN7NG