こうある理由
私は私のダメなところを沢山知っている。
記憶力がなくて約束を忘れてしまうところ。
人の気持ちを考えて動けないところ。
説明が下手くそなところ。
根本的に日本語が下手なところ。
人からの愛情を素直に受け取れないところ。
こんな私は私がこんなにもダメなことに気がついている。
気がついているが何から直せばいいのか分からなくて今に至っている。
そんな自分が嫌で嫌でしょうがないが、どうにかして正当化したい。
そんな気持ちで日々を過ごしている。
だから私はなるべく正しい道を行かない。
そうすれば私がおかしいことは目立たなくなるからだ。
正しい中にいれば私のおかしさは浮き彫りになり、立ってはいられなくなる。