
捨てるプライドと捨てないプライド
プライド【pride】
誇り。自尊心。自負心。「―を傷つける」「仕事に―をもつ」
プライドは厄介だ。
自分を鼓舞もするし、自分への呪縛にもなる。
君はいい子 そんな呪文に
乗せられて降りられないだけの
君はいい子って言われるたび
嬉しくって寂しかったのよ
小さい頃、私はどちらかといえば優等生だったと思うし、人からそう言われることもあった。しかし、非問題児というのが正確だったと思う。反応が遅い、リアクションが薄いだけ。指示されたことを聞き取ってやるのに精一杯で、ふざける余裕なんてなかった。
でも外部的には優等生に見える。だんだん、優等生という型に自分が収まっていく気がした。
投げ出すのなんてダサいし
涼しげな顔していたい
プライド捨てて
この際やけっぱちでもいい
不器用な分、できることを継続することしか取り柄がなかった。
それが余計、途中で投げ出してはいけない!という呪いに輪をかけた。
不器用なら不器用らしくいるのも、1つの手だったのかもしれない。
涼しげな顔とは、ほど遠いけどねw
私には、捨てた方がラクになるプライドが沢山あるっぽい。
ここで私は止まる。
逆に捨ててはいけないものを、捨ててきてしまったのではないかと。
今抱えている、たくさんのプライドの中に、手放してはいけない大切なものがあるのではないかと。
齢|《 よわい》にかまけて己を曲げてたまるか!
誇れないと投げ捨てた 大切な想い失わないで
たくさんのモノを捨てながら、大切なものを抱きしめていきたい。
このNoteは、つばきファクトリー「笑って」の歌詞に着想を得て、執筆しました。他の二曲も、同じ記事でまとめて引用するのが勿体ないほど、好きな曲です。