カバーをするということについて
試合中にカバーをするシチュエーションは多々ある。
一番シンプルに表現すると、
味方が敵と撃ち合う→後ろや横にいる自分も出てその敵や後続と撃ち合う
という状況だが、細かく言うと待ちカバー(敵の位置が確定してる状況で敵が出てくるのを"待ち"、味方が撃ち始めたあと、もう一人が出る→敵は横から撃たれるので必ず勝てる)や、攻めカバー(味方が飛び出して敵と撃ち合う→後ろから自分も飛び出る)の2種類に分けることができる。
前者は敵が上手いレイナやチェンバー、ジェットでなければほぼ必勝。
後者は自分と味方の距離にもよるが大体70%くらいは勝てる。
試合中はこの成功率を高めることを求めていくわけだが、その要素を分けて考えてみる。
自分達がコントロールできる要素
味方の位置、撃ち合う順番、撃ち合い、味方のスキル、敵の場所、撃ち合い(相手側)、敵のスキルetc.
こうして分けてみるとかなり多くの要素をコントロールすることができることに気づく。
カバーが上手くなるためにはそれらの精度を高める必要がある。
味方の位置
これが一番カバー成功率に寄与する。
味方と自分が撃ち合うタイムラグが短ければ短いほどいい→敵は同時に2つの方向を撃てないから
ちなみに2段もカバーの一種(同時に撃ち始める最速のカバー)
注意することは近ければいいということではない。
味方と自分が近ければ近いほど、相手もエイムを動かす距離が短いということなので敵も有利になる。
重なって2キルされるやつはこれの最も近いやつ。
つまりカバーは付かず離れずの距離をキープすることが大事になる。
そこで大事なのは声かけ。先頭は味方がついてこれるようにタイミングを図って味方が撃ちやすい距離で撃つ(敵が見えた瞬間ストッピングすると後ろの味方の出るスペースがないのでそれを作ることを意識して出る)、後続は遅れないように味方についていく(遅い時はちょっと待ってとか伝える)。
撃ち合う順番
これは言い換えると味方の位置を生かすということに近い。待ちカバーで敵が通路から出てきた瞬間に横から撃って、奥が撃てば勝てるのに、奥が先に出るなよってこと。攻めカバーでは先頭はすぐに撃ち合うのではなく後続がカバーに入れるところについてから撃ち合う→必ずしも先頭が早く撃てばいいというわけではない(先頭オーバーピーク)。
撃ち合い
これは味方の位置と少しかぶる部分がある。
カバーに必要とされる撃ち合いは、先頭は長く生き残って後続が出れる時間を稼ぎながらその中でなるべく敵を倒すこと、後続は必ず敵を倒す技術。
先頭は死なないように大きく出たり、ズレ撃ちを駆使する。後続は先頭の方向を向いている敵を確実に倒すために落ち着いて撃つ。自分はこの落ち着いて撃つというというが苦手で突然の撃ち合いのカバーでエイムがガバってしまうことが多い。
改善策→撃ち合い(カバー)の発生するタイミングを考える。
味方のスキル
これも撃ち合いとかなりかぶる。例えば後続(先頭)が先頭(後続)が出やすいようにフラッシュを入れる、エイムずらしのためにドローン、カメラを投げるなど。
敵の場所、スキル、撃ち合い
敵の行動は敵が選ぶものだからコントロールできないと考えがちだが実はある程度はコントロールできる。それはスキルで通る道を制限させたり、味方に注意を引かせたり、先にアクションをする事で相手の動きをそれに対するリアクションに限定させることができる。マップやポジションごとにする練習がおすすめ。結局は相手に合わせるのではなく、相手を自分達の動きによって動かす。
試合の進行全体に関わる部分だが、当然カバーにも当てはめることができる。
このようにカバーの要素というのは相互に重なりあって成立する。
参考にしたブログ