目指せレジェンド! 御船印マスターへの道 プロローグ
御船印とは?
簡単にいえば御朱印のおふね版です。御船印公式サイトの文言を下記に引用します。
Q. 御船印を集めるために、まずはなにから始めれば良いの?
A. 公式船印帳というものを入手します。
御朱印帳の御船印版です。左が一番ベーシックな公式船印帳。
御船印を販売している場所に行けば基本的に販売しています。取り扱いがあるかどうかは公式サイトから調べることが可能ですので、訪れる予定の御船印スポットを事前に参加社リストから確認しておきましょう。
『公式印帳取扱』に文字があれば扱っています。
中央は限定公式船印帳です。
これはさんふらわあ50周年記念のもの(終売)。こんな感じで各社で特別なものが発売されたりします。
右は神戸の公式船印帳。
神戸は後述する神戸ポートエキスパートという地域マスター制度のおかげか、毎年販売(または配布)されている気がします。
もちろん公式船印帳がなくても集めることは可能です。が、『御船印マスター制度』に申請するためにはエントリー台紙が必要になります。
公式船印帳には、エントリー台紙が最終ページに付属してあります。新たに購入する必要がないということですね。
なので、公式船印帳ではなく手持ちの朱印帳などを利用して御船印マスター制度に挑戦する場合は、公式サイトからエントリー台紙を購入し、張り付けて添付する必要があります。
こちらのページから購入が可能です。
Q. さっきから言ってる『御船印マスター制度』ってなに?
御船印を集める上で企画側が用意した目標みたいなものです。ちょっとだけルールがややこしい。
こんな感じで集める枚数によって階級が上がっていきます。詳しくはこちらのページに載っていますが、枚数の計測は御船印の枚数ではなく参加社の数です。
つまり、同じ会社の違う船に乗って、違う御船印をゲットしても一社分で計測されてしまう。
例として、記事を書いている2024年7月現在で言えば、茨城⇔北海道航路の『さんふらわあ』と大阪⇔鹿児島航路の『さんふらわあ』に乗ってそれぞれで御船印を買っても、一社としてカウントされます(最初は別会社だったんですが合併しました。合併する前はもちろん二社カウント)。
ですから「最速で認定されたいぜ!」というかたは同じ航路でも別の会社を利用する等の攻略が必要です。
まずは入門ランクである一等航海士になるために20社分の御船印を集めましょう。
そしてランクアップを目指しましょう。一等航海士の上は船長です。
船長になるための条件はふたつ。
・一等航海士に認定されていること
・あらたに『40社分の御船印』を集めていること
……40社?
これは一等航海士の20社を除いた上での40社です。
つまり20社+40社=60社。
船長の上のレジェント船長の条件は88社。
20社+40社+88社=……?
集めかたは人それぞれです(諦観)。
嬉しいことに、今のところ御船印マスター制度には期限はありません。
最初から複数枚購入して最短でレジェンド船長を目指すことも可能ですし、乗ったおふねだけ購入という縛りプレイを楽しむことも可。
というか当方が企画に参加した当時はランクが船長までしかなかったんです。参加社が増え(=御船印が増え)たため、レジェンド船長という上位ランクが増えました。このまま企画が進行すればレジェンドの上も増えるんじゃないかと思うんですがどうなんでしょうか。
ひとまず当方が決めた、当方専用収集ルールを下記に記しておきます。参考にどうぞ。
前述しましたが御船印マスター制度には一等航海士や船長、レジェンド船長とは別に『地域マスター制度』があります。
今は神戸が行っている『神戸ポートエキスパート』のみです。対象参加社はこちらから。今なら認定+オリジナルグッズがもらえます。
入港の多いところが後々行うかもしれませんね。
Q. そもそもどうして御船印を集めようと思ったの?
A. All-Japanタワーズスタンプラリーで別府タワーに行くために乗った、大阪⇔別府航路の『さんふらわあこばると』がめちゃくちゃ良かったから。
All-Japanタワーズスタンプラリーとは全日本タワー協議会に加盟する19基(だったり20基だったりする)タワーをすべて訪れるスタンプラリーで、当方は2021.10.02~2022.07.31にかけて挑戦し、完全制覇しております。
まとめ記事はこちら。
で、先に書いたとおり別府タワーに行くために乗った『さんふらわあこばると』がめちゃくちゃ良かったんですよね。
そもそもの大前提として当方の出身地は滋賀県です。そのため(?)、人生で乗ったことのある船といえばうみのこだけ。
うみのこ、ご存じですか?
県外のかたに説明すると小学何年生かになると強制的に船に乗り、琵琶湖で寝泊りするイベントがあるんです。林間学校の湖版みたいなやつ(通称びわ湖フローティングスクール)です。詳しくはこちら。
甲板掃除をしたり、ご飯を食べたり……たぶん楽しかったとは思うんですけれど、いかんせん『労』の記憶だけ強く残っており……あまり良い思い出ではありませんでした。
で、関西から別府に向かうためにはフェリー以外にもさまざまな方法があるわけですが、なぜわざわざフェリーを選択したかというと、ことあるごとに当時の同行者が「昔、さんふらわあというフェリーに乗って楽しかった」と自慢していたからです。
単純に強い嫉妬を覚えました。私は(うみのこで)つらい思いをしたのに、こいつはなんで楽しい思いを?
というわけで半ギレで予約し、同行者の運転する乗用車で船に乗り込み(これも初めてのこと)別府に向かいました。
さんふらわあこばるとのご飯はバイキング形式で、誰もが好きな揚げ物系やカレーに加えて、お刺身があり(!)、お酒がどんどん進みます。オリジナルワインもある。オリジナルグッズも豊富で、お風呂もあって、船内クイズもあって、解答するとグッズがもらえて……!
本当に楽しかった。楽しいだけの時間だった。船内が広くて清潔だったのもすごく良かった。
で、この乗船中に御船印を知りました。
船内探索しているときにポスターが掲示されてたんです。で、売店に見に行くと船印帳が2000円くらい。当方からすれば高価に感じました。
というか(当方からすれば)乗船料も高いし(あとから思えばこの距離で車を乗せているのだから妥当)、バイキングで飲み食いしてグッズもたくさん買ったし、これから別府でおかね使うし……そもそも船に乗る機会なんて滅多にないだろう、と断定してスルーしました。
たしか同行者には「見て、御朱印の船版ある」からスタートして「こんなん(お金が)いくらあっても足りひんで」とか「三半規管めっちゃ強い」とか、野次って聞かせた気がします。
好きの反対は無関心だとよく言いますよね。
まさかこのときスルーしたせいで舌の根も乾かぬうちにさんふらわあこばるとに乗り直すことになるとは思いませんでした。
だって……おふねが楽しいことを教えてくれたのはさんふらわあこばるとなのに引退するとかいうし……、ちょうどこのとき50周年記念で……限定御船印が発売されて……記念御船印が発売されて……上の航路と下の航路(このときは合併してなかった)で2枚並べると繋がるとかで……もう……もう……。
はい。
はい。
はい。
というわけで現在(2024年7月)に至ります。
好きの反対は無関心だとよく言いますよね。
当方が茶平工業の記念メダルを収集する記念メダラーだから将来的に特定の船には必ず乗るだろう、とか、知らないところに行く良い口実になる、とか複合的な理由(というか言い訳)はあるんですが、こんな感じで気付いたらけっこう御船印が集まってきたので、船印帳に貼るついでに記事にまとめることにしました。
タイトルにあるとおり最終的にはレジェンド船長になります。
88社ですからかなり気の長い話になるでしょうし、挫折するかもしれません。先のことはなにもわからない。
直近の予定では、次はおがさわら丸に乗るはず。東京から24時間で父島に向かうおふねです。関西から東京は夜行。現地0泊3日の弾丸ツアー。夜行を入れたら0泊4日ですね。
0泊4日て。
続く。