『そこにあるのは誰かの顔!?』 プチっとスタディ vol.45
[キーワードと言い換え]
パレイドリア
≒
本当は存在しないのに自分の知っているものがそこに存在するかのように錯覚してしまう心理現象
[解説]
皆さんも何気ない景色や写真を眺めていて、
そこにあるはずのない「顔」や「動物」がある(いる)ように感じてしまう時はありませんか?
(ん?なんかいつもと違くない?笑)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
心霊写真等がそうであるように、
「何かの模様を人の顔として見てしまったり」
昔から月にウサギがいるイメージを持っているように
「陰影を動物として捉えてしまったり」
人は既知のイメージを、
新しく見たものに投影してしまう生き物なのです。
(なるほど!)
…あ、ごめんなさい。
人だけの話ではないですね。
(ん?)
動物によっては
外敵から身を守るために
より大きな生き物に擬態することもあるので、
視覚を持っている生き物には共通する心理効果かも知れません。
(あ~蛾の羽とか)
そんな視覚作用が起こる現象をパレイドリアと言います。
さて、これをどうケーススタディに落とし込みましょうか。。。
(またテキトーにキーワード選んだな?笑)
[ケーススタディ]
解説で挙げた「心霊写真」にしても「月にいるウサギ」にしても、
そんなに本物と遜色ない程の「精巧なものではない」なって感じませんか?
(感じてますよ)
さらに言えば、
「そんなに簡単に錯覚してしまうなんて、知覚という能力の精度に不安になってしまう。」
なんて人もいるでしょう。
(そこまでは言ってないぞ笑)
この現象が何故起きてしまうのか…
そこには
「野生環境を生き残るための本能」が影響しているかも知れません。
今でこそ人類はこれだけ文明を発展させ、
比較的安全な環境(場所によってはあれだけど…)を創り上げました。
(たまに来る壮大な回だ笑)
ですが人類の歴史から考えると、
この発展は本当に短いスパンで起きたものです。
それまでは
野生動物と同様に他の生物を狩り、狩られる環境下で生活していました。
もちろん同種の争いも含みます。
その環境においては、
いかに「敵を早い段階で見つけられるか」が生存に直結します。
(それもまた怖い社会だ…)
もしこのパレイドリアの効果が薄かったとしたら、
物陰に隠れていたり、擬態や変装をしている「敵」に気づくのが遅れ、
ここまでの繁栄は望めないほど
弱い種となっていた可能性がありますよね。
(パレイドリアさまさまかよ笑)
生存の為のイシューを解消する為の術だったのでしょう。
※イシューはvol.10にて
生き残る術として磨かれた本能は、
今を生きる僕たち程度の文明発展の期間では簡単に消えません。
これもまた生命の神秘ですね。
(笑)
[投げかけ]
皆さんも
自然に起こる現象がもともと何に起因するのか考えを巡らせてみてはいかがでしょうか?
以上
今回はパレイドリアを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回はいくつかリクエストを頂いた中から
『ラポール』
こちらを解説予定です。
なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
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各回の提供枠は’期限付きで販売‘も行っているので、
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お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!