『都合の良い解釈がデフォルト!?』 プチっとスタディ vol.21
[キーワードと言い換え]
自己奉仕バイアス
≒
結果の良し悪しによって自身にとって都合の良い解釈をしてしまう傾向
[解説]
皆さんも
これは自分のおかげ、
あれは他人のせいみたいに
身の回りの出来事の良し悪しによって
自分の関与割合を操作していませんか?
(ギクッ…)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
何かいい成果に繋がれば、
「自分が手を加えたことで結果を残すことが出来た」
となるでしょう。
逆に失敗に至れば、
「あの時邪魔が入ったから半端な結果になったんだ」
となりやすいです。
(そんなこと…あるかも)
解釈は大体自分に都合が良いんですね。
こういった傾向を自己奉仕バイアスと言います。
(側からみるとダサない?)
ではケーススタディも行ってみましょう。
[ケーススタディ]
プチット君はサッカーが好きで、部活にもクラブにも所属しています。
(もしかしてプチット君、シリーズ化する気?笑)
最近、近い日程でどちらも試合があり、
部活では勝ち、クラブの方は負けてしまいました。
当たり前ですが部活とクラブでは、
プチット君以外のチームメンバーはそれぞれ違います。
※ピート君は同じ部活
(その※の情報いるのか?笑)
↑
ピート君が気になる方はvol.19のエンハンシング効果をチェック!
プチット君自体のコンディションはいずれの試合時も同様でしたが、
試合結果を受けて父親には以下のように報告しています。
①部活のチームで勝った後
「自分が上手く相手選手を引きつけてコートに隙が出来た。パスも綺麗に通ってゴールにも繋がったから、かなり貢献したよ。」
②クラブのチームで負けた後
「相手選手からの自分へのマークがキツすぎた。身動きが取れない中でパスも繋いだのに、チームメンバーがちゃんと決めてくれないから負けたんだ。」
こんな具合です。
完全に自己奉仕バイアスに陥っております。
確かにサッカーはチーム戦で、相手もチームメイトも変われば試合内容も大きく変わります。
(まあね)
ただ報告内容から察するに、どちらの試合も
「相手選手を自分が引きつけた」ことと、
「パス先の相手がシュートを打てそうだと判断してパスを出した」ことは共通しているようです。
客観的な解釈を加えれば
①部活のチームで勝った要因
・相手チームのディフェンスが薄かった。
・自分のチームメイトが優秀だった。
②クラブのチームで負けた要因
・自分に相手選手を振り切る技術が足りなかった。
・自身のパスの精度が低く、チームメイトの取りやすい場所にボールを出せなかった。
という可能性もあります。
自己奉仕バイアスでは、
自分の「現状に満足」したり「責任を放棄」するところが見られ、
それらは「自身の成長を抑制」する原因の一つです。
(それはいけないなぁ)
一時の保身の為に、
自ら成長の芽を摘むのはもったいない気がしますね。
[投げかけ]
皆さんも客観的な解釈を加えて、
自己成長の可能性を探ってみてはいかがでしょうか?
以上
今回は自己奉仕バイアスを解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回はいくつかリクエスト頂いた中から
『2-6-2の法則』
こちらを解説予定です。
お楽しみに!
まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!