ゆっくり鑑賞+ゆっくりカフェ=至福の時間
前回、前々回と、ヨックモックミュージアムについての記事を書きまして、第3回として、最後にミュージアム併設のカフェについてもご紹介いたします。
前々回の記事はこちら↓
前回の記事はこちら↓
ドアを開けているデザインが魅力的です。
カフェ
内覧会では、特別に。春夏限定の「ヴァローリス(Vallauris)」と秋冬限定の「ラ ペ(La paix)」の2種類とお紅茶をいただきました。
さて、ここからは食レポです。
「ラ ペ(La paix)」
まずはショコラ系の「ラ ぺ」(フランス語で「平和」という意味)から。ほんのり香るベルガモットのムースショコラの中に、ラベンダーのクリームブリュレとアプリコットのコンポートが二層に重なっています。まずアプリコットの酸味の主張があり、クリームブリュレは口の中でスッと溶けます。
上にのっているホワイトチョコと筒状のショコラは、甘さ控えめで後味も軽やかです。
素晴らしい思いを込めて、作られているスイーツですねぇ。
ミュージアムの資料によりますと、ピカソが1949年に描いた真っ白な鳩。それは大戦後の「第1回世界平和擁護大会」のために制作され、その頃生まれたピカソの娘にはスペイン語で鳩を意味する「パロマ」と名付けたとか。鳩は平和の象徴ですが、旧約聖書の「ノアの方舟」に出てくる鳩が、神と人間が和解したことを知らせる役割を果たしたことが元々の由来だそうです。(私リサーチ)そしてピカソが描いた第1回世界平和擁護大会のポスターにより、鳩が平和の象徴であるイメージが世界に広まったのですね。
スイーツにこのような深い背景があると知り、感動です。。。
「ラ ぺ」は秋冬限定なので、今の季節からご堪能できますよー。
ヴァローリス(Vallauris)
次にヴァローリス(Vallauris)についてです。こちらは春夏限定なので、来年4月頃から販売されるそうです。
ヴァローリスについては前々回の記事でも書かせていただきましたが、
カフェの名前にもなっている、ピカソがセラミック制作の本拠地としたヴァローリス市にちなんで「ヴァローリス」ですね。ミュージアムの資料から付け加えると、ヴァローリス周辺で有名な地方菓子”カリソン”をモチーフに、ハーブや柑橘類などを使ってコート・ダジュールに思いを馳せるミニャルディーズとなっているそう。
まず見た目が華やかで美しいですよね。ケーキの上にナッツのようなものがのっていて、少量ですがちょうど良い感じで美味です。そして生地を食べてみると、いちじくのドライフルーツでしょうか、アクセントになっています。爽やかな酸味のレモンムースが、後味までずっと爽やかです。
ケーキは季節に合わせて8種類のミニャルディーズがあり、紅茶はアッサムとダージリンの2種類あるそうです。いただいた紅茶は、どんなミニャルディーズとも相性が良さそうな、単独で飲んでもスッキリとしているお味でした。
ライブラリー
カフェと同じ空間にライブラリーがあります。ピカソの本がたくさんありました。ゆっくり読書もよいですよね。
写真の1枚板のように見える大きな木のテーブルで、ワークショップや菓子とアートの体験ができるのかな?と、想像してみたり。
ショップ
ショップでは、ハガキやトートバッグ、クリアファイルなどのグッズが各種あります。図録の横には、ヨックモックミュージアム限定のプティシガールに、10月29日から新発売の珈琲ドリップパックもありましたよ。
プティシガールの缶は小物入れとして。ピカソの付箋は家族への伝言にリピートして使っています。
最後に
ゆっくり美術鑑賞+ゆっくりカフェ+〇〇+〇〇+・・・・・=至福の時間
3回にわたって、ヨックモックミュージアムについてご紹介してまいりましたが、まだまだ魅力はたくさんあります。〇〇とか、〇〇とか、〇〇とか・・・無限に魅力が増えていく。
ぜひ一度訪れて体感してみてください。
最後まで読んでいただき ありがとうございました。