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日本で唯一の美術館、それは全館畳敷きの「坂本善三美術館」

はじめに


私のお気に入りの美術館をご紹介します。
熊本県阿蘇郡小国町にある「坂本善三美術館」です。本当は教えたくない、なんて書くと意地悪でしょうか?ありのままでそのままであってほしいような。ご紹介しなくても、知ってる人は知っているし、知らない人は知らないまま。複雑で重い思いなのです。でもでもステキな美術館なので記事にいたします。

九州の熊本の阿蘇の素晴らしいロケーションにあります。タイトルにも書きましたが、日本で唯一全館畳が敷かれている美術館で、古民家(小国町特有の置き屋根式の蔵を移築、茅葺き屋根にも似ている)で・・・古き良き日本建築が好きな方にはたまらないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

きっかけ

当時ワタシは九州に住んでいて、旅行に行こう、熊本に行こう、もちろん美術館に行こうということで探していたところ、「坂本善三美術館」を見つけました。振り返って大袈裟に言うと、運命の出会いだったと思います。我ながら良く見つけたなぁ、なんて。

坂本善三美術館

とにかく落ち着きます

美術館周辺はのどかな雰囲気。美術館の敷地内、外観から内部まで全てが落ち着いた雰囲気。日本だなぁ、ステキだなぁ、そんな言葉しか浮かんでこないのが情けないところですが、誰しもが感じることのできるぼんやりとした安心感みたいなもの、素朴さなんかを受け取れる場所だと思いました。日曜日に行きましたが、空いていました。自分を入れて2組ぐらい。帰る時にもう1組来たかな、ぐらい。

作品と空間がぼーっと心に染み込んでくる


坂本善三美術館facebookより 1作品だけの部屋

美術館を訪れたのは5年前ですが、今でも作品や館内が眼前に広がってきます。抽象的な作品なので、深く考えなくても目を凝らして見なくても良いとワタシは思っていて、ぼーっと体全体で感じとれば良いのかなと。それが出来る場所なのです。壁一面に広がる巨大な作品と鑑賞者がマンツーマンで対話できる部屋もありました。畳なので、座り込んでゆっくりできます。なんだろう?瞑想のようでもあり、精神統一のようでもあり。美術作品を観に来ているということ以上の贅沢な時間を味わえるのです。善三さんの作品群。しみじみとまた観たいなぁ。

周辺にパワースポットもあり


美術館周辺には、鍋ヶ滝というパワースポットもあります。車で5分ほどの距離です。美術館で心が洗われた(現われた)と思ったら、さらに美しい滝も見れるという贅沢です。


マイナスイオン全開 滝の裏側を歩くこともできますよ

おわりに


熊本県へ行った際にはぜひ訪れてほしい美術館=「坂本善三美術館」です。
定期的に木工展、ワークショップや小国児童画展、アートフリマなど開催されていて、地域に根ざした美術館であるところもポイントです。次回は
『美術館+滝+阿蘇神社+阿蘇山周辺ドライブ=心満たされる欲張りプラン』で旅行に行くぞー!と思いを巡らせております。

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