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涼しさを求めて


 森林に囲まれているエリアを除けば、真夏の動物園は炎天下にさらされる。わたしの個人的対策として、園内に設置されているセブンティーンアイスを必ずアイスを2回ほど食べることだ。

 額を流れる汗を首にかけたタオルで拭き取りながら、園内をくまなく回っていくと …… 動物たちもそれぞれ暑さに耐えている姿を見かけた。


 天王寺動物園の「アフリカサバンナゾーン」にはキリン、ライオン、ケープハイラックスなど様々な動物たちが暮らしている。ちょうどこのエリアのど真ん中には広大な敷地にキリン、グラントシマウマ、エランドが同じ柵の中にいるのだが、ふと前を通ると…


 

ん?もう1頭がシマウマの背中にアゴを載せている…
この日は午前中も蒸し暑い空気があたりを覆っていた。もしかしたら、「ちょっと立ちくらみしたので、お背中お借りします」という場面に出会ったのかもしれない。


 井の頭自然文化園の「リスの小径」は大人気エリアだ。小さな子どもから大人まで夢中になる。人間の通る道にまでリスたちが走り回ったり、たまに靴に乗ったり、リュックやカバンめがけてよじ登ってくる強者もいる。
 


 しかし、この灼熱の真夏にはフワフワの毛皮を身に纏うにはつらすぎた…
暑さ対策として、木から降りて土の地面に対して腹ばいになって手足を伸ばす。冷たい土がアイスノン的役割を担っているようだ。


福岡市動植物園では、北園と南園に別れていて昨年リニューアルしたばかりだ。迷路のような空間作りがとても楽しい。ふと入り組んだエリアに入ってくると、ヒョウの家族が暮らしているのが目に入ってきた。しかしながら、こちらが心配になる姿をしている…




(だ、大丈夫!?)と心の中で呼びかけた。わたしも命がけの隣でそうしてゴロゴロしたいと願うほどのうだるような暑さの日だった。


 真夏の動物園のオススメの時間帯は夜だ。近年あらゆる動物園がナイトズーの取り組みを始めた。幾分か涼しい風が流れ、昼間よりも活発に動く動物たち、いつもと違った雰囲気の動物園の雰囲気を味わうことができる。

 例えば、こちらのナイトズーはいつも賑わっているイメージがある。
夏の思い出の1つにぜひ!


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yuricamera / 寺島由里佳
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