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【遊戯王】 傷あり初期カードを買う理由


はじめに

初めまして。今回は個人的に考える遊戯王カードコレクター界隈でこれから起こるであろう、今後の流れについて少しだけまとめてみました。

大前提として予測なんてものはほぼ外れるものなので、こんな考えもあるのかくらいの軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。あまり鵜呑みにしないように。

では、今後起こるであろう流れで「傷あり初期カードの需要が増える」という予測についてまとめてみましたので、お読みいただけたらと思います。


初期カードの現状について

まず前提として、初期カードの美品は既に枯渇状態にあるということです。
そもそも初期カードは20年程前に流通し始めたので、状態の良いものが少ないor既に欲しい人がコレクションしており、市場に流通する枚数が徐々に減ってきているのが現状です。
その結果、希少価値が出てきて価格が高騰するといった構造になっており、現状状態の良いものは、資金に余裕のある人しか入手できない状況にあります。

極端な例ですが、初期の「青眼の白龍」のPSA10は120万円を超える価格で取引が行われております。

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参考:ヤフオク

極端な例抜きにしても、最近多く見かけるようになってきた例として、取引価格が10万円超えるのが当たり前になってきています。
因みに、長年見ていると錯覚するのですが、1枚10万円超の取引は一般的に高額なので、この価格帯でも資金に余裕のある人しか取引できないと言っても差し支えないと思います。(自分は麻痺してました)

このような現象に連動してか、最近では初期カード全体の取引価格相場の水準が上がるという傾向を見せております。
例えば「ホーリーエルフ」や魔法カードの「山」、ウルシクの「千年の盾」など、全てではないのですが「それなりに知名度はあったものの、これまで見向きもされなかったようなカード」が急高騰しました。

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参考:オークフリー

◯カード:ホーリーエルフ PSA7 初期 
◯取引価格:2021.4 ¥6,000 👉 2021.12 ¥15,000

理由としましては、美品のメジャーな初期カード(ブルーアイズやレッドアイズなどのPSA高得点系)に手を出せなくなったためか、代替として別の初期カードを欲しがる人が増えたためにこのような現象が起きたと推測できます。心理学でいう代償行動というものです。欲しくても手に入らないという現実に直面し、満たされない宙に浮いた欲を別のものに置き換え、満たすというものです。

次に起こるであろう流れ

前述した通り、現状「それなりに知名度はあったものの、これまで見向きもされなかったようなカード」が高騰しているという状況です。
次に起こると推測できる大きな流れは以下と考えます。

1.それでもまだ見向きもされていない初期カードの需要増加
2.初期カードなら多少の傷ありは許容するという流れ

1.それでもまだ見向きもされていない初期カードの需要増加
最近は初期のノーマルカードをPSA鑑定に出すといった事例も多く散見されます。セカンダリーマーケット上での出品数も増えてきているように感じております。
ノーマル系などのニッチなカードはまだ取引価格が安いので、ここら辺もいずれ高騰するのでは?(とはいえ微々たる程度)と感じております。

2.初期カードなら多少の傷ありは許容するという流れ
現に欲しいカードがあれば多少傷有りでも買う人が増加しているように思います。というか、それしか買えない人が多いのが現状です。
先ほど紹介した120万円超えの青眼の白龍の初期は、同じ種類のカードでも傷ありであれば安いもので1〜2万円で購入することが可能です。
カードの傷に関しての厳しさは、一般の方々からすれば及びもつかないほどにシビアな世界が広がっているのです。

セカンダリーマケット上でも傷に関してのコミュニケーションが多く散見され、互いに妥協点を探り合っています。
更に面白いことに、あえてPSA1を目指すというような、状態が悪いものに美的感覚を見出すというカルチャーも生まれ始めてます。この運動は以前に比べSNS上で見かける機会が増えてきました。

初期カードであれば、多少傷があってもいいと考える人が増えてきているように思います。気軽に買えるし管理も楽なところがポイントなので、そういった意味でも需要は増えてきているように思います。需要が増えると価格も高騰するので、これから多少の値上がりはすると考えてます。

おまけ(最新カードについて)

最近出た(ここ2-3年)カードは既にPSA9やPSA10で溢れかえっています。逆に低得点を取るのが難しいというような状況です。つまり最近出たカードは美品状態のものが数多く存在するのが現状です。
長年持っておけば高騰するといった考えがあるようですが、最近は管理体制が整いすぎで美品が数多く溢れ返っていることや、プレイではなく最初からコレクション目的で所有したり、既にコレクションしている人が多いため、最新カードを長年持っていたとしても爆発的な高騰はないように思います。
(例:レリブルの取引価格が¥10,000→¥500,000になるみたいな現象)

とはいえ希少性が高い物を人は欲しがるので、最近出たカードでも数が限られているカード(生産枚数に限りあるプロモ系や、20thなどの再販は無い物など)は、今後も価格高騰するといった例は頻繁に起こり得るとは思ってます。
ここら辺も機会があれば細かくまとめたいです。

さいごに

傷あり初期カードの需要は増加すると思いますが、高騰しても1,000円のカードが2,000円になるとか、そんなレベルだと考えてます。なので慌てて買い漁る必要もないかと思ってます。
初期のメジャーなカードであればこれまた別です。こちらは変動が激しいのでさらに大幅な高騰を見せる可能性はあります。青眼の白龍の初期は現に予測もつかないこと起きたので。

因みに最近は500円くらいで買える傷あり初期カードを、カードホルダーに追加していくのが個人的な趣味です。傷ありであれば神経使わず気軽に扱えるというメリットもあるので、このような楽しみ方もできるのでおすすめです。

こんな感じで、遊戯王に関しての個人的な考察やカードの紹介など不定期でまとめていこうと思います。
興味を持った方は是非フォローよろしくお願いします。


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