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「大学院生は遊んでる」について考えること

緒言
みなさん、こんにちは、こんばんは、やふへいです。
今回は世間の大学院生に対するイメージと、僕自身が大学院に通う中で感じることについて書いていきたいと思います。

初対面で言われた衝撃のひとこと

まず初めに皆さんは大学院生に対してどのような印象を抱いていますか?

例えばこのような印象でしょうか?
 ・勤勉
 ・研究忙しそう
 ・学会やら論文やら..
それとも以下のような印象でしょうか?
 ・いい歳してまだ学生してるの?
 ・暇そう
 ・大学の延長で遊んでそう

いろいろな視点があると思います。ここで1つ、実際に僕が体験したお話をしたいと思います。

それは、親戚の集まりに僕のいとこが彼氏(Aさん20代後半)を連れてきた時のことです。Aさんに対しては僕の家族全員が初対面であったため、1人ずつ順番に自己紹介をしました。僕の番が回ってきて「大学院生をしていること」、「コンピュータサイエンスの研究をしていること」などを話しました。自己紹介を終えて、Aさんから出た次の一言に驚かされました。
 

Aさん「大学院って遊ぶ場所ですよね。いく意味ないですよね〜。」

親戚一同「...」

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見事に場が凍りつきました笑。
Aさんの話を聞いてみると「自分の周りにいた大学院生は就活が嫌で学生を延長している人が大半であった」、「彼らは社会に出ずに学生の身分で遊んでいる」とのことでした。たしかに自分の周りの大学院生のサンプルから、大学院生という母集団について推測しているAさんの言うことは理解できます。また、実際に僕の大学時代の知り合いでそのような理由から大学院に進学している人もいました。では、大学院生は遊んでいると帰着させて良いのでしょうか?僕の答えは肯定はできないが、否定もできないです。

ではなぜ、そう考えるか?

まず、肯定できない理由からお話すると、大学院生は世間のイメージと比べて忙しいです。論文執筆や、そのための実験・解析などを2年間という限られた時間で行うためです。そして、その2年間には講義やゼミ(研究室のミーティング)はもちろん、就職活動も含まれているためです。このタイトなスケジュールの中で生み出す修士論文では、発表の際に教授からの質疑に耐えうるだけの質が必要となります。そう考えるとやはり大学院生というのは楽に過ごせる環境ではないと思います。(博士課程については言わずもがな大変なので触れません笑)

次に否定できない理由からすると、やはり楽して修了できる大学・学科もあるためです。ここについては明言は避けますが、すべての大学院が修了の質を担保できているわけではないためだと考えます。また、Aさん自身が大学院生に感じてしまっている、ステレオタイプ(不確かさから来る固定観念)を捨てるのは難しい為です。

結局、ひとえに大学院生と言っても様々な環境で生活している人がいます。なので僕が伝えたいことは、
「自分の知っているサンプルから、母集団についてをわかった気になる」
のはやめようよ、ということです。僕もこの先の人生でいろいろな人に合うことと思います。自分のステレオタイプにとらわれず、目の前の相手を見て接して考えていきたいと思いました。

結言

今回は大学院生の見られ方、僕がそれに対して感じていることについてお話しました。
僕にとっての大学院生活は決して楽なもではありません。かといってそれを苦痛に感じているわけではなく、むしろ楽しみながら過ごしています。

みなさんの周りの大学院生はどうでしょうか?
もしかしたら普段からは想像できない生活を送っているかもしれませんね。
自分のステレオタイプを捨ててみると新たな一面が見られるかもしれません。

そろそろ僕も論文を書かないと...

ということで、今回は、この辺で。

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