禁酒日記27日目

朝は食わず。昼飯コンビニのチキンオーバーライスとおにぎり、カット野菜。夜はカレー屋のカレー。

気持ちが鬱っぽくなる原因は、自分を客観視しようとするからだ。客観的には自分は生きている価値のないゴミだから、それを冷静に分析すると死にたくなる。だから、日常のつまらないことにフォーカスする。明日のゴミ出しや、請求書のことや、減らない体重や。そういうくだらないことで頭の中をいっぱいにすれば、死にたい気持ちはひととき忘れられる。哲学者の言う「気散じ」に他ならないだろう。気散じをすることで人間は生きていくことができる。気散じの中で、頭を麻痺させる。本当に向き合うべきことから目を逸らし、生きることができる。そうして、本当に成すべきだったことや本当に知るべきだったことを何一つ得ることがないままで死んでいく。

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