ホントは退屈でない自分を、面白く紹介したい、いつか。
「製造業で働く40歳の会社員です。」
あぁ、なんて面白味のなさそうな自己紹介の始まり。本当はツマラナイ人ではないはずなのに、自分の面白さを表現するのが不得意。よく自己紹介を終えた瞬間、これじゃ退屈な人だって思われただろうなとため息が出る。
自分の人生の中で、何がハイライトだったかは分かっていない。自分自身、あまり苦手意識を持たないせいか、山谷の少ない人生を歩んできたと思う。みんなが興味を持ってくれそうな、自分の性格の特徴も分からないし、サーフィン、チェロ、茶道とか、誰もが反応してくれそうな趣味もない。
2020年まで仕事で米カリフォルニア州に赴任した2年間、自分にオリジナリティとかユニークネスとかがないことを痛感した。環境に溶け込むことは得意で、職場にもアパートにも外国人の友人が多くできたけど、自分のことになると、いつも上手く話せなかった。
「料理が好きで、スパイスの粉砕からのインドカレーを毎週作っていて、
鋼の包丁が好きで、4本持ってて、週末にお気に入りを研ぐのが好きで、
飲み会も好き、お酒自体が好きで、ビール、ワイン、日本酒はもちろん、
テキーラとか強いのも大好き。」
今、こんな自己紹介が思いつくけれど、ただ単に自分の日常を事実として列挙しただけで味気ない。聞いていて面白い自己紹介には、いつも独自性のある理由とか、実話やストーリーとか、具体性のあるこだわりとかがもっと織り込まれている。
今回の例で言えば、なんで料理が好きなのか?スパイスの魅力を一言で言うと?一番好きなスパイスとその理由は?特にインドカレーなのはなぜ?鋼の包丁の良さは?何考えながら包丁研ぐ?今持ってる包丁と次買いたい包丁って?人生で一番旨かった酒は?お酒がない世界を例えると?、等々
まだ実践はできないのだけれど、なぜ自分の話が退屈で、どう変えるべきかは見えたということだ。これは、自分で作った学び場を通して、話すのが上手な人から学んだ。自分が学びたいことを定めて、そのための学ぶ場づくりが好きだ。英語自己紹介の練習ルームをクラブハウスで企画した試みの成果がこの自己紹介の内容に繋がったと思うと嬉しい。
日々の学びを整理して、文章にするのも好きなので、Noteは性に合っていると思う。ここでの記事作りを通して自分についてより深く理解して、自己表現が上手な人になりたい。どうぞ、末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。
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