言語化されてスッキリしたことは?
この動画を見てPlanned obsolescence(計画的陳腐化)という言葉を思い出してスッキリし、思考に至った。要約すると、製品寿命を意図的に短くしたり、電池交換や修理ができないようにしたり、ワンシーズン限定のファッションやスタイルとして旧製品を陳腐化させたりするマーケティング手法のことだ。
利点は、より利益を生み雇用を増やす。競争力と技術力を要し、商品やサービスの絶え間ない改善につながる。
欠点は、使い捨てを助長し、資源の無駄遣いと環境破壊につながる。消費者からの搾取へとつながる。
動画では代表例として電球が挙げられ、永久に使える電球が製造できるのにビジネスモデルとして好ましくないから意図的に性能を劣化させたという。フィーバス・カルテルを作り、1000時間以上持つ電球を作ると罰金を科せられたらしい。
他にも車、電子機器、衣料製造業が買い替え需要を喚起する例はとても身近だ。動画にも登場するストッキングは、伝線しやすく、テクノロジーで解決できないものかいつも疑問に思っていた。今思うと、ヒールやパンプスも当てはまる。ヒール部分が削れて頻繁に交換する必要があるし、足に負担がかかりとても疲れるが、それを相殺するような利点は何かあるのだろうか。
消費者より利益を優先するビジネスはきっと持続可能ではない。消費者側の知識も必要だ。しっかり調べること、知ること、考えること。結局は自分を大切にする行為が、持続可能な開発、ビジネス、環境につながっていくのだと思う。
このような言葉もある。特に海外にいると多少の勉強代を支払うため、身に沁みて分かる。品質をよく吟味し購入し、大事に使いたい。日本製は少し割高だが、さすがの品質だ。
I’m not rich enough to buy cheap things.(安物を買えるほど裕福ではない)