【ダウン症ベビーとの別れ④】「胎児超音波検査」再検査
※※詳しい検査結果(エコー写真など)は、個人情報(プライバシー)の観点から有料記事にさせていただきます※※
出生前診断「胎児超音波検査」にて、胎児の染色体異常リスクは非常に高いと診断された。NTと心臓に異常がみつかり、ダウン症(21トリソミー)リスクは1/4以上という衝撃の検査結果だった。
先生からは、年齢的にも染色体異常リスクが低いこと、NTは個性として分厚い胎児もいること、心臓疾患は成長とともに自然と治る可能性もあることなどの説明を受けた。
再検査までの1週間、私達は胎児超音波検査について調べ上げていた。
先生から聞いた通り、NTが分厚くても健康に産まれてくる赤ちゃんもたくさんいることを知った。NTは必ずしも病気というわけではなく、身体機能上の生理現象であり、飲酒翌日のむくみや、立ち仕事後の足のむくみと同じ現象ということを理解した。
(SNS情報ですが、NT肥大と診断され、健康に産まれた赤ちゃん。産まれてからも首のうしろにたるみがあり、首の皮膚がよく伸びる写真が投稿されていた。ほんとに個性としてあるんだなぁと驚きました。)
しかし一方で、NTと心臓に異常がある場合は、高い確率で先天異常がみつかる印象を受けた。ダウン症などの染色体異常だけでなく、マイナーな遺伝子疾患、重度の心臓病など、初めて知る病名が多く、不安に煽られた。健康に産まれてくる事は奇跡だと、改めて感じさせられた。
再検査のため、再び夫婦で受診した。先週も受けたエコー検査。たくさん予習したので、先週よりもエコー映像の見方がわかるような気がした。今日も元気に動く赤ちゃん。私達は祈る気持ちで見つめた。
しかし再検査でも結果は変わらなかった。むしろNTはさらに肥大していた。
◇◇検査結果(週数:14週2日)◇◇
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