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はじめまして、坪井若菜です。
初めまして、坪井若菜と申します。
生まれも育ちも埼玉県の、生粋の埼玉っ子です。
空港も海もないですが、自然が多くて住みやすくて大好き!
仕事は、4年の実務で培ったファッションアドバイスの技術と、心に寄り添うセラピーという技術を掛け合わせて、内面と外見の両方からお客様のサポートをしています。
華やかで自信に満ち溢れた人間に見られることが多いのですが、実は私、ずーっと自信が持てなくて他人の目を気にして生きてきました。
ですが、似合うファッションとセラピーに出会ってからガラッと人生が変わったんです。
そんな私の歴史を自己紹介がてら書き綴っていきます。
自信がなくなった小学校時代
小学校の頃、私は癖毛がひどくいつもボサボサ頭で、ダサいメガネをかけてパッとしない見た目でした。性格はのんびりとしたマイペースな人間です。
一番仲の良かった友達は学年でも頭抜けて目立つ存在の子で、明るくて文武両道、リーダーシップがある活発な子でした。
「〇〇ちゃんさすがだね」「なんでもできるよね!」なんて言われていて、男の子からもモテて、先生からも目にかけられていて、間違いなく学年1番のスターでした。
そんな、みんなに特別扱いされる友達が純粋に羨ましかったです。
その憧れから、私は徐々に心が捻くれていきました。
「若菜、こういう話知ってる?」って聞かれると、知らなかったとしても「知ってるし!」と嘘をついたり、「こんなもの買ってもらったよ!」と、当時の小学生にしては珍しかったガラケーやウォークマンを遊び場に持って行って自慢したり、自分を大きく見せようとする子供に育ちました。
家庭でものんびりな私とせっかちな母との気質の違いで、「あんたはトロい」「〇〇ちゃんはこんなにできてるのにあんたは」など、よく叱られていました。
怒られてばかりの冴えない私。
そんな苦しい現実から逃れるために、寝る前に必ず妄想をするようになりました。カードキャプターさくらという漫画作品が今でも好きなのですが、妄想では私がその作品内に出てくる魔法の杖を持って悪者と戦って一撃で勝つのです。
魔法が使える特別な自分。みんなに尊敬される自分。
毎晩繰り返し繰り返し、そのシーンを妄想しては悦に浸っていました。
頭の中の魔法が使える完璧な私と、現実の冴えない自分のギャップが受け入れられなくて、私の自己肯定感は徐々に下がっていきました。
そこから「特別になりたい」「完璧になりたい」という思いが、強い劣等感と共に私の心に宿りました
ファッションから変わろうした学生時代
中学校に入学。
勉強は一切しませんでした。
学年では下から何番目?というくらいの成績で、担任に呼び出されて「このままじゃまずいぞ」なんて忠告されたこともあります。
それでも、勉強に興味がわかず手をつけないまま、焦ることもなくマイペースに生きてました。
ただ思春期ということもあってか見た目を気にするようになり、自然とファッションに興味を持つようになりました。
友達に可愛いね、オシャレだねって褒められたくて、遊びに行く予定ができるたびに父にお小遣いをねだって新しい服を一揃えしていました。
今思えば、小学生の頃からの「特別になりたい」願望を手っ取り早くファッションから叶えていこうとしていたんだと思います。
可愛い服を着ていれば、流行りのものを着ていれば「特別になれる」のかも、と。
ただ、顔立ちがかわいい子には敵わない。
私が服屋のマネキンのコーディネートを一式買って背伸びをしたおしゃれをしても、かわいい子には追いつかないんです。
どんどん、どんどんと自己肯定感は下がり、この頃には自分を嫌いになっていました。
この重たい気持ちは社会人になっても続きました。
イメコンに出逢う
社会人になっても「外見をとにかく変えたい!そうすればきっと人生が良くなる!特別になれる!」という考えが心にしっかりと根を張っていました。
変わるために「垢抜け メイク」「垢抜け ファッション」とネット検索して出てくる方法は大体試しました。
眉毛を明るく染めてみたり、人気のコスメを買ったり、パーソナルカラーを受けたり、ジムに通ったり、歩き方講座なんて参加してみたり。
でも、正解がわからない。
私に似合う服ってなに?!メイクってなに?!!誰か助けてー!となって見つけたのが、イメコンサロンです。
ネットでヒットしたサロンはファッションとメイクのトータルを提案してくれるとのことで、「これで正解がわかる!」と感動し当時の私にしては思い切った金額でしたが即予約しました。
体験当日。
朝来店して、スタイリストに服を選んでもらい、つけたことのないキラキラのアイシャドウにボルドーのリップをつけて、夕方にはゴージャスで華やかな私の完成!鏡に映った自分を見て「なんて美しいんだろう…」とうっとりしまいました。
いつもより背筋をピンとのばして歩き、「みて!私綺麗でしょ!」と自信満々で帰ったのを覚えてます。
その帰り道、ふらっと寄った靴屋さんでお会計の時に「とっても綺麗ですね!」ってスタッフさんに声をかけられたんです。
それがすっっごく嬉しくて、もっともっと自信が湧いてきました。
今でも思い出すだけでニヤニヤしちゃうくらい。うれしかったな。
冷静に考えると自信のある状態の私を「綺麗ですね」と言われたからこそ、捻くれずに言葉の意味そのままを純度100%で受け取れたんだなと思います。
自信のない状態の時にどんな褒め言葉をかけてもらったところで全然心に響かないですしね。
そこから更に自分に似合うファッションの研究をしていき、のめり込んでいくうちにとうとう実際のサロンに勤務することが決定!
しかも私が感動したイメコンサロンです。
仕事になればいいなとは思ってはいましたが、まさか本当に仕事になるとは思わずびっくりしましたし、声をかけられた時は心の底から嬉しかったです。
キラキラしている世界に飛び込む資格を得られた自分を誇らしく感じました。
イメコンサロンで働くが…
実際に勤務すると色々な面が見えてきました。
おしゃれなファッションを身に纏って仕事をいるのでキラキラした世界に見えていましたが、勤務することになったサロンは体育会系の精神論で回っていました。
私自身、今まで飲食店や営業などを経験しており、「気合を入れて働くのが当たり前」の環境は慣れていましたし、私の実力で乗り越えられるのかギリギリの課題をこなし続けるのは楽しかったです。
ただ楽しいけど、うっすらと毎日不安はありました。
できなかったらどうしよう。お客様にご迷惑をかけたらどうしよう、と。
そういう時にサポートをしてくださった先輩方がいたからなんとかやっていました。
そんな中で後輩もでき、いろいろな仕事を任されるようになりました。
期待に応えたい、でも仕事量が追いつかない。やりたい仕事じゃない、でもやらなきゃ。もっとゆっくり一つ一つ納得したクオリティで仕事をしたい。お客様と向き合いたい。でも急がなきゃ。期待に応えなきゃ、でも、でも……
完璧な仕事をこなしたい私の心は押しつぶされて少しずつ壊れていき、上司ともコミュニケーションがうまくいかなくなりました。
常に誰かに責められるんじゃないかという恐怖を感じ、動けなくなりました。
ああ、やっと楽しいと思える仕事をみつけたのに、また仕事を変えないといけないのか、と絶望しました。
感情セラピーに出逢う
仕事は明らかにキャパシティを超えていて、泣きながら深夜まで仕事をし、朝起きると一言目は「疲れた」と口から自然と出る日々。
でも仕事にはいかなければならないので、髪を綺麗に巻いて、華やかな服を着て大ぶりのゴールドのアクセサリーをつけてなんとか出勤していました。
自信ありげな外見と傷だらけな内面のギャップが辛かったです。
そんな時、上司の紹介で「感情セラピー」に出逢います。
自信を持ちたくて20代後半からコーチングやカウンセリングを時々受けていたのでその類なのかなと思いましたが、いまいち上司の説明を聞いてもよくわからず…信頼してる人がいいというものはとりあえず調べる癖があるので、とりあえず体験講座に参加しました。
やってみて感覚的に「自分の成長に繋がるかも。これで私の問題点を取り除けるかも」と希望を持ちました、が。
感情セラピーの養成講座は人生において一番高額な商品。
いいと思うものにはサクッと投資してきた私でも躊躇する金額でした。
でも心は「やりたい!!!」って叫んでる。
じゃあ…やるか!と自分にGoを出してセラピスト養成講座に参加することにしました。
セラピスト講座を受講して
講座受講中は仕事でのストレスが最大値になり、メンタルはボロボロ。
途中「参加したくないな」と思いながらZoomの入室ボタンを押していましたし、いい大人なのに人前でわんわん泣いた回もありました。
辛い状態でも参加したのは「参加すれば絶対に仲間やセラピストがなんとかしてくれる」「絶対に心は軽くなる」と信頼していたからできたことです。
セラピストさんのアドバイスがその時の私には理解できないこともありましたが、徐々に、自分の輪郭を取り戻している感覚がありました。
講座の最終回、もうみんなと定期的に会う機会がないのかと思うと心底寂しかったな。
講座が終わった後も、自分にセラピーをし続けました。
自分の本音なんて埋もれてわからなくなっていて迷子になった私がやっと心の声を聞く方法を知れたのがうれしくて、重い感情を見つけては、夢中になって何度もセラピーを重ねました。
そりゃあもう何度も何度も向き合いました。
ふとある時、シャワーを浴びながらセラピーをしていると「なんだこれ??」と不思議に思うくらい、とても暖かい感情の存在に気づきました。シャワーのあったかさ、ではないですよ!(笑)
言葉で説明できないんですよね〜なんだろうあれ。
なんか1人で笑い出しちゃうくらい、満たされた幸せな感覚に包まれました。
この出来事をきっかけに「なんかもう大丈夫かも」って自分を許せるようになりました。(ここの言語化ができないのがもどかしい!)
セラピーを続けていくと、講座中はわからなかったセラピストさんがくれたアドバイスも「こういうことだったのか〜」と納得することも出てきました。
今の私
現在はありのままの自分を許容できるようになってきました。
前は「特別にならなきゃ」「素敵だねって言われたい」「認められるためにはどうしたら」と他人軸で生きてきました。
しかし、今は自分の心に従って動けるようになりました。
「今日ダラダラして何もできてない…でもそれだけ疲れてたってことだよね。今日はお休みDayだ〜!」
「身体が浮腫んで痛いからストレッチを入念にしようかな」
「爆食したい…テイクアウトしてお腹はち切れんくらいまで食べちゃお!」
「お仕事がんばりたい!!今日はやりたいことを燃え尽きるまで全部やるぞ!」
「図書館に行くだけだけど、ワクワクしてるからお気に入りのお洋服を着ていこう」
こんな感じでとにかく自分に甘く、やりたいように自由に生きています。
心が揺らぐ時には自分にセラピーをして解決したり、誰かに助けを求められるようになりました。
人生で一番、今が生きやすいです。
こんなにフラットな感覚で生活できるなんて思わなかった。
もちろん100%自分をまるっとぜ〜んぶ愛してます♡というわけではないです。頻度は少なくなりましたがこんな私だめだなあ、なんて思うこともあります。
ただ、その時に自分を責めてる自分に気づいてどうするか、が大切。
何か問題が起きたら一つ一つ向き合っていけばいいんです。
その度に愛おしい自分の感情に出逢えるから。
自分に優しくなれた現在は、おもに女性起業家様にファッションを通してステージアップ、売り上げアップのお手伝いをさせていただいています。
皆様のビジネスに対する熱意やこだわりを取り入れながら、ファッションをご提案するのが生きがいです。
どうぞよろしくお願いします。