第一志望の最終面接を終え
昨日の午前10時半、第一志望の最終面接が始まった。
結果は後日通知を頂けるが、手応えはまるでない。
途中から腕組みをする役員。
背もたれに寄りかかりながら心ここにあらずの役員。
逆質問に対して、あまりにも端的に答える社長。
話しているうちに役員たちの関心が私から離れていくのを感じるのは辛かった。
なぜなら。その会社は、第一志望の会社であったからだ。何社もエントリーしたが、これほどまでに働いてみたいという熱意を持てた会社に他にない。
業務内容、経営理念、求める人物像、、、魅力を感じている部分は非常に多かった。選考を進むにつれ、働いてみたいという思いが段々と強まっていった。
当日
社長含め、7人の役員が僕を迎え入れる。
冒頭の2分間の自己紹介。緊張から名前と選考をいった瞬間から30秒は思考停止が続いた。なんとか紡いだ言葉も支離滅裂であったと思う。
「御社が第一志望です!」
そんな中、なんとか伝えたかったこの一言は、ハッキリ言う事ができたような。。
「笑顔で明るく」
面接会場まで案内してくれたホテルマン歴30年の人事担当のアドバイスである。
そんなアドバイスを頂いたのにも関わらず、面接中極度の緊張からか体は強張り、十分な声量を出せなかった。自信がない、という印象を持たれたことであろう。
僕の話に時折眉をひそめ、背もたれに寄りかかる会社の役員を前に、笑顔でいることは到底できなかった。そもそも笑顔を振り撒いて生きてはいない。
事前準備として、聞かれるであろう質問に対しての答えはほぼ完璧に網羅している自信はあった。自分にまつわることへの言語化にしても、かなりの時間を費やした。自分がどんな人間であるかは、深く理解しているつもりである。
何度も通った大学のキャリアセンターでは、毎回、想定される質問に饒舌に答えていた。
「御社で活かせる強みはなんですか?」
「やり抜いた経験はなんですか?」
「怒られた時のリアクションは?」
その甲斐あり、自分の価値観はある程度言葉にして伝えることはできたのかなと。
価値観や考えをきちんと伝えることができたからといって、内定が出るわけではないのが就活である。自社と志望する学生のマッチ度がどれだけか、入社したら活躍できそうか、を面接後に7人で話し合って決めるのだろうか、、
思うこととしては、僕の話に何のリアクションもなく、興味も示さない役員を前にし、眉をひそめ、腕組みをし、背もたれに寄り掛かる役員を前にし、少しがっかりした。
学生の僕だって人間であり、会社をみる側でもある。
思いを寄せる会社にそっけない態度を取られたら、、、まぁ冷めてしまいますよと。
いつか、いつか将来会社で学生をみる立場になることがあるのなら、今日の経験は忘れてはいけないなと。
Have a nice day.