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森永卓郎「ザイム真理教」を読む


森永卓郎の「ザイム真理教」読了。

とても面白くて一日で読んでしまった。

国債の返済を主張し増税を唱えるカルト集団ザイム真理教。

最初は軽い気持ちで読んだのだけど、読み進めるに従ってこんな狂った人たちのために自分は苦しめられてきたのか、と思った。

就職氷河期の自分は消費税導入時に物心があって、「息苦しさ」を感じてきた。
森永卓郎氏によると消費税導入前と導入後では、国民負担が図のようにふえる一方なのだ。

「ザイム真理教」より抜萃

国民民主の玉木代表が「103万の壁撤廃」を唱えているが、それでは1部の人にしか効果は上がらず些細な金額の手取りアップでしかない。

本丸は「消費税撤廃or減額」だろう。

今まで色んな政治家が減額の声高らかに入閣するも、財務省に時伏せられて増税派と変異してしまうのだ。

元民主党の枝野や野田も財務省の「ご説明」を受けてからは、減税ではなく増税派になってしまった。
今も立憲は消費税20%の道を目指してる。
自民党でも財務省と対立していたのは安倍晋三で、岸田は財務省側。
現総理の石破はどうなっていくのだろう。

それにしても庶民の暮らしは所得の低い層から厳しくなっていて、私の周りも悲鳴を上げている。

特に葉物野菜が高くて、私は今年に入ってからはキャベツやレタス等は全く購入出来ていない。

生活と健康を守る会の新年会でその事を話したらある女性に、
「それはね、最初からキャベツは存在しなかったことにするといいの。売り場で見かけてもスルー、話題になっても「キャベツ?なにそれ?知らないわね」とやり過ごすことよ」
と諭されてしまった笑

しかし、増税された社会保険料や消費税は何に使われているのか。
名目上では「社会保障に使う」と言われていたが。。。

本によると財務省の手により、国債の返済や防衛費拡大に使われているらしい。

どちらも国民に還付されないという部分では有り得ない使い途である。

特に防衛費の予算はついに米や中国を抜き、各国が怪訝な目で見始めた頃である。

これはどこかの国に似ている、と思ったら軍事にお金をつぎ込み上層部だけがいい暮らしをして平民が寒さに震えて飢えて死んでいる北朝鮮と起きてる現象が同じなのである。

そろそろ庶民がデモをしたり暴動を起こしたりしてもいい頃合いだけど何も起きていない。
誰かがやってくれると思ってるのだろうか。

庶民の暮らしが貧しくなるのは間違いなく財務省が原因なのだが、かといって私に何ができるのだろうか。

他人事ではなくて自分事なのだから、何かしたいなぁ。

安倍晋三がどう財務省と何をどう闘っていたのかも知らなければならない。
私の仮想敵は財務省とそれに甘んじる自公政権なのだろう。

そんなことを考えさせてくれた森永卓郎の「ザイム真理教」、激しくおすすめです。

この本は今売れているけれど、ここから消費税撤廃もしくは減税の声が高まってくるのではないかなぁ。

そうであってほしいなぁ。

今のままだと、税金と社会保険料を取り尽くされて、病気になったとか食べられないとなっても、「じゃあ死んでくださいね」という未来しか待っていないのだ。

そして死んだ後もお金が必要なのだ。

後書きでは都会を離れて田舎で自給自足の生活をオススメする森永氏。

私も今年は裏庭でキャベツや白菜を育てようかなぁ。。。(遠い目)

「ザイム真理教」あとがきより


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