【Utaku雑記】お金が増える方法,手相など
こんにちは!
生き急ぎ系男子の-Utaku-です!(∩´∀`)∩
もうスタッドレスタイヤの季節ですね!
なんか買おうとしたらタイヤの径が特殊らしく,
正規のサイズだとなんと14万円!!
サマータイヤ交換までの預かり賃も含めるととんでもない金額になります...
結局インチダウンして対応しました(/・ω・)/
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さて今回のUtaku雑記は短めです.(すみません笑)
前回はこちら↓
1.質問箱に頂いた質問
先日,twitter上でこのようなご質問を頂きました.
満月に財布を振るとお金が増えるらしいけど,
やったことありますか?
やったことありませんでしたね笑
そもそもこの迷信めいたものを聞いたこともありませんでしたし
でもこういったゲン担ぎみたいなものについて以前少し考えたことがあったので,noteに書きつくろうと考えました.
これ関連のことはテレビでも聞いたことあります.
・財布のお札は頭を下にして入れる
(紙幣に載っている偉人の頭の方向の観点からお金が出ていきにくい)
・○○な財布を使うとよい
これの根拠って何なのでしょうね
たいてい現在のお金持ちが行っている習慣だから,その習慣を取り入れたらお金持ちになれるという論法を採用している印象があります.
2.演繹法と帰納法混ざってね?って話
1.で述べたお金が貯まる習慣って,章の名前の通り演繹法と帰納法が混ざっていると思ってます.
演繹法は,絶対に合っている大前提から絶対的に正しい結論を得る論法です.
よくある例だと,
・人は必ず死ぬ(大前提)
・ソクラテスはヒトである(事実)
・よってソクラテスは必ず死ぬ(結論)
ってやつです.
数学でよく聞く定理もこの類で,高校数学におけるたいていの証明問題は,演繹法を用いて大前提と仮定から結論を導くタイプと記憶しています.
(※帰納法を使う問題は教科書レベルだと数学的帰納法単体の単元と漸化式位しか覚えてません.)
件のお金が貯まる習慣だとすると,実際にその習慣を行ってお金が貯まるとするのは以下のような演繹法でしょう
・財布のお札は頭を下にして入れるとお金が貯まる(大前提)
・あなたもそれを参考にして同習慣を行う(事実)
・あなたお金が貯まる(結論)
上記のように整理したところで...
そもそも大前提合ってますかね笑?
もし一人でもその習慣を採用したのにもかかわらずお金が貯まらなかったとしたら,絶対的に合っているべき大前提が否定されてしまいます.
なぜこのようなことが起こるかというと,大前提として据えている
”財布のお札は頭を下にして入れるとお金が貯まる”
という命題自体が,帰納的に導かれた蓋然性を有するものだからです.
この帰納法とは,個別の複数存在する事実から普遍的規則を推論するものです.
よくある例だと,
・人であるソクラテスは死んだ.(事実)
・人であるプラトンは死んだ.(事実)
・人であるソクラテスは死んだ.(事実)
・よってすべての人は死ぬ.(普遍的規則)
ですね
何回も取り上げている
”財布のお札は頭を下にして入れる”
習慣を(※)としましょう.
これを帰納法に当てはめると
・お金持ちAさんは(※)をしている(事実)
・お金持ちBさんは(※)をしている(事実)
・お金持ちCさんは(※)をしている(事実)
・よって(※)をするとお金が貯まる(普遍的推論)
となります.
ここまでをまとめると,以下のようになります.
・お金持ちAさんは(※)をしている(事実)
・お金持ちBさんは(※)をしている(事実)
・お金持ちCさんは(※)をしている(事実)
・よって(※)をするとお金が貯まる
(普遍的推論≠大前提)
・あなたもそれを参考にして(※)を行う(事実)
・あなたお金が貯まる(結論)
すなわちメディアで紹介されているこういった類の習慣は,
『サンプル数が極めて少ない帰納法によって推論した普遍的規則を,絶対的に正しい大前提かのようにして視聴者に薦める』
ものと私は考えています.
(偏見ですからね (;^ω^) )
3.まとめ
私は,『みんながやっている○○な習慣!!』みたいなものをあまり信じていません.
論文化されるレベルで調査が行われているならまだしも,そうでないのなら,それにあまりとらわれたくないのです.
巷の手相も同じようなものと考えています.
大成したAさんもBさんもCさんもこの手相がある.だから同じ手相をもつあなたも大成する.
というのはあまりに論理的でないと思うのです.
いちいちこんな感じに突っかかるのはよくないので,あくまでそう考えるときもあるよって話です笑
こんな感じなのであまり冗談通じないってい言われるんですね笑
書いていたら結局長くなりました.
お付き合いいただき感謝です!
では
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