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ポピーのこと(難航もひっくるめて楽しむ)

完成しました、ポピー!

完成してから二週間。
SNSに投稿したくらいで、現在巣立ち前(笑)
出展で実物を目にされた方々の反応が今から楽しみです。

今回のポピーづくりは高い理想を求めてしまい、かなり難航しました。


“刺繍糸で花づくり”

やりたくてやっていることですが、
うまく進まず煮詰まってみたり
完成への光が見えてくると嬉しくなったり…
難航時のちょっとしんどい部分もひっくるめて、結局の所楽しんでいるのだと思います。(←自己分析)

このような制作作業に全力で取り組むことができる現状に感謝だと、改めて思いました。

さて、
ポピーづくりのこだわりポイント、説明させてください!

最初にできたのは、花びら。
しわしわの質感は、縦のラインが引き立つような編み方で表現しました。
ワイヤーを編みくるんでいるので花びら一枚一枚を自由に曲げることができます。
満開にしたり七分咲きにしたり、と気分で開き具合を調節できます。

そして
今回かなり煮詰まって時間が掛かった、花芯。

私が創りたかった『アイスランドポピー』の花芯は、ただの丸い形と言うわけにいかず

大量の繊細な雄しべと、個性的な形の雌しべ。

デフォルメしても可愛いかもしれないけれど、
“なるべく忠実に創りたい”と心に浮かんでしまったのだから仕方ない!

(こういう心に浮かでくるものを流したら
たぶん、少しずつずれていってしまう、と思うのです)



試行錯誤の末に、刺繍糸で大量の雄しべを創る方法を新たに思い付きました。
雌しべにはステッチを施し、中央部の雪印マークも再現できました。


この花芯を全て刺繍糸で表現できたことが今回何より嬉しかったです。

蕾は付けるか悩んだ所でしたが、プラスしたことでよりポピーの花だということが分かりやすくなったような気がしています。

ひょろりと咲く姿が可愛らしいので、
ボリュームある花とのバランスを取って茎は長く、そして細く。
茎も好きな方向に曲げることが可能です。

こんな感じで、色々なこだわりを詰め込んで、咲いたポピー。
本当に、堂々と咲いているように見えます。


オレンジ、黄色、白、ピンク…
明るくポップな春らしい色で創りました。
出展でお目にかかる際は、注目していただけると嬉しいです♪

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紬
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