K-POP REVIEW VOL.2-イェリン「ARIA」
今回のレビュ―:イェリン「ARIA」
カムバック日:2022/5/18
イェリンプロフィール
デビュー:GFRIEND→2015年1月16日、ソロ(解散後)→2022年5月18日
所属事務所:GFRIEND→SOURCE MUSIC、ソロ(解散後)→Sublime
6人組ガールズグループ・GFRIEND出身。
GFRIEND解散後、今回が初のソロでのカムバックとなります。
イェリン(YERIN)1st MiniAlbum ARIA
今回はアルバムからタイトル曲のARIAと、Intro : Bloomを掘り下げます。
お花のブランコに乗ったりと、たくさんお花が出てくる春らしいかわいいMVもぜひ。
収録曲
1.Intro : Bloom
Composed, Arranged by BOYTOY(Blatinum), ATUNES(Blatinum)
2.ARIA*タイトル
Lyrics, Composed, Arranged by BOYTOY(Blatinum), ATUNES(Blatinum)
3.Believer
Lyricsbyイム・スホ、Naasim、Dr.Han
Composedbyイム・スホ、Naasim、Dr.Han、SofiaVivere
Arrangedbyイム・スホ、Naasim、Dr.Han
4.Lalala
Lyrics, Composed, Arranged by BOYTOY(Blatinum), ATUNES(Blatinum)
5.時間(Time)
Lyrics, Composed, Arranged by BOYTOY(Blatinum), ATUNES(Blatinum)
ARIAの主なポイント
レビューするにあたり、今回のカムバックの主なポイントをまとめました!
・GFRIEND解散後、今回が初のソロでのカムバック
・GFRIENDとして2020年11月9日にリリースした「回:Walpurgis Night」(タイトル曲:MAGO)から約1年6か月ぶりの新曲
・タイトル曲だけではなく、他の収録曲の選定など、積極的に自ら携わったアルバムとなった
では、本題に入ります。
1.Intro : Bloom
◆かっこよさ ★☆☆☆☆
◆かわいさ ★★★☆☆
◆爽やかさ ★★★★☆
◆切なさ ☆☆☆☆☆
◆重低音 ☆☆☆☆☆
※個人の独断と偏見に基づく基準・項目・星による評価です。星は5個が最高値です。
重低音はTにとって大事な要素なので項目に入れています。ご容赦ください……!
イントロのレビュー?と思うかもしれませんが、このアルバムの中でタイトル曲をのぞくとこれが一番好きなんです。
自語りで申し訳ないのですが、バッハのメヌエットが大好きでして。
このIntro : Bloomはワルツなのですが、どことなくバッハのメヌエットのような雰囲気を感じるのです。(ワルツもメヌエットも舞踏曲ではありますが)
ゆっくりとしたピアノの音から始まり、そこから他の楽器の音が重なって華やかに音が広がっていくと思いきや、
0:42あたりから現代の電子音が混ざり、明るく優美な雰囲気のままタイトル曲のARIAにつながっていく……
「イントロ」としての役割を完璧にこなしていると思います。
曲名であるBloomが示す通り、花咲いていく様子が思い浮かびます。
2.ARIA
◆かっこよさ ☆☆☆☆☆
◆かわいさ ★★★★☆
◆爽やかさ ★★★☆☆
◆切なさ ★☆☆☆☆
◆重低音 ☆☆☆☆☆
ということで、タイトル曲のARIAはそのまま「独唱曲」の意味です。
ソロとなって初のカムバックにARIAという曲を持ってくるあたり、「ひとりでやっていくんだ」という気概が感じられます。
かわいくも力強い声で繰り返されるサビの「アリアリア アリアリア」が中毒性あり。
気付くと頭の中でアリアリア~と流れています。
イェリンの思惑通りといったところでしょうか…(笑)
そして歌詞も、今までの私とは違う、これからは自分のカラーで勝負していくんだ、という強い気持ちが反映されています。
これは他のグループもみなさんそうですが、グループにいたころはグループのカラーもありますし、思うように活動できない部分もあったんだろうなぁと思います。
ショーケースで本人が「いつも自分を閉じこめて生きてきたみたい。いつも明るい姿だけを見せなければならない気がするし、笑顔を見せてこそ多くの人々に愛してもらえるのではないかという考えに閉じ込められていた。そういう時期があったからこそ、そこから抜け出した今の自分がいると思う。時期に合わせてこの曲が完成したようで、とても嬉しい」と話したこともあり(参照:https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2193247)、これからはのびのびと活動できることを祈るばかりです。
ちなみにMVにはお花がたくさん出てきますが、Intro:Bloomで花が咲く様子を描いたのをふまえたうえの演出だろうと感じさせます。
色とりどりの花が出てきますが、今後イェリンが色とりどりの魅力を見せてくれるという未来予想のようにも見えます。
まとめ
今回はイェリンの1st MiniAlbum ARIAからIntro:Bloomとタイトル曲のARIAをレビューしました。
ソロとして活動していくことへの強い気持ちがわかる明るく華やかなタイトル曲から、歌唱力が際立つバラード曲で締める、小粒ながらも百花繚乱なミニアルバムとなっています。
今後の活躍にも期待です!