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君は圧倒的にくだらないことに全精力を費やせるか?

割引あり

「君は圧倒的にくだらないことに全精力を費やせるか?」――この問いにピンときた人は、きっと人生の楽しみ方を知っている。社会の目なんて気にせず、誰の役にも立たないことに心の底から没頭する。それがどれほど贅沢で、意外に深い意味を持つか、知っているだろうか?

もし、効率やタイパばかりを求めているなら、この先を読むのはおすすめしない。時間の無駄としか思えないかもしれないからだ。そんな方には、そっとブラウザを閉じてほしい。でも、意味のないことに時間を費やす贅沢を知っている君には、ぜひ読んでほしい。案外、この無駄な時間が「君らしさ」を見つけるためのヒントになるかもしれないから。


0. くだらないことに心を燃やせるか?


「くだらないことに全精力を注ぐ」。これを聞いて、真っ先に「えっ、そんなこと意味ある?」と眉をひそめる人もいるだろう。実際、日々の生活や仕事に追われ、無駄に思えることにはどうしても慎重になるのが普通だ。

けれども、もしも君が「どうせやるなら、くだらないことに全精力を注ぐくらいの生き方がしたい」と思ったことがあるなら、もう一歩踏み込んでみてほしい。なぜ人は「くだらないこと」に心を燃やすのか?そして、その「くだらなさ」の先には何が待っているのか?

ここでは、「くだらないこと」に命をかけた、いわば「くだらなさ」の本気とその先にある価値について、深掘りしていこう。

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