勝間和代『三毒追放』から始める『しないことリスト』の作り方
勝間和代さん。このページを見ているような方であれば、ほぼ100%の人が知っていることでしょう。
多方面にわたって活躍されている勝間さんの仕事量は、一見すると、私たちには一生かかっても真似できない膨大な量にさえ見えます。
ここでは、勝間さんが書籍等を通じて、私たち一般人でも同じように多くの物事を実現するために必要な『三毒追放』と『しないことリスト』を作成して、成果につなげる方法を紹介します。
勝間和代さんの『三毒追放』とは
『三毒 - Wikipedia』とは、もともと仏教用語で「貪・瞋・癡」の3つを三毒として克服するべきものとして指したものです。
これを勝間さんは噛み砕いて捉えなおし、三毒をこのように紹介しています。
・妬まない
・怒らない
・愚痴らない
妬み、怒り、愚痴が良くないことであるのは言うまでもないですが、勝間さんは三毒追放を意識することで『味方が増える』効果を紹介されています。
ついついやってしまうこれら三毒は、そのまま妬み、怒り、愚痴として消化してしまうと、毒となるだけですが、そのまま消化せずに、成長のきっかけとする事もできます。
妬まない
何かを羨ましいと妬む感情が出てきたら、それは自分の願望の現れでもある事に気づきましょう。
願望であるのなら、目標に組み込んでみても良いですし、そもそも人それぞれ環境は違うので、妬むばかりでは何も自身の環境は改善されません。
怒らない
この中で特に注意するのは、怒らないです。
『怒らない、は我慢する事ではありません』
嫌なことが起こった場合、その対象に対してそのまま、怒りを表したり、誰かに愚痴って発散させるのではなく、怒りの対象が人であれば「こんな風にしてほしい」と冷静に提案して改善を依頼するような行動を取るようします。
愚痴らない
例えば、身近な人に愚痴を言う事は、その人に毒を押し付けてる事とも言えます。
優しい人であれば「愚痴っても良いよ」と応えてくれるかもしれませんが、愚痴を言うことは自己中心的な考えの現れなので、愚痴りたくなったら他の趣味で発散させたり「妬まない」のように、これを解決するために、目標づくりに組み込んで利用しましょう。
『しないことリスト』を作り、まずは『三毒追放』を加える
次の記事では『三毒追放』を元に、ネット上や書籍で見かける『しないことリスト』の作成の仕方を紹介します。
しないことリスト作りは、作る手間、メンテナンスの手間が少ない割に、得るものが大きな『コストパフォーマンスの良い』作業です。三毒追放を元に、自分から追い出したい事や、実はしなくても良かった負担を減らして、快適に目標達成にむけて進んでいきましょう。
やること/やりたいことリストは膨大で管理が大変ですが「しないことリスト」は一度作ってしまえば、気がついた時にメンテナンスするだけで良く、手軽さに対してメリットの大変大きいリスト作りです。
「しないことリスト」と聞くと「テレビを見ない」とか「長電話をしない」といったことが思い浮かびます。
もちろんそれでも良いのですが、まずは、勝間さんの発信される情報の中でよく出てくるキーワード「三毒追放」からリストに加えてみましょう。
やることの全体量を減らす意識でリストを作る
時間管理、タスク管理を行うとどうしても、したいことのタスクをどんどん追加し、端から全てこなそうとしてしまいますが、時間にも体力にも精神力にも限りはあります。
しないことリストを作る事で、タスクの全体量を減らすことを目指しましょう。
リストに追加するのは少しずつ
しないことを決めるのは、すごく大変なことのように感じます。一度に多くをしなくなってしまうと、それにより悪い状態になってしまう恐怖も感じるでしょう。
一気に急激な変化をつけると、自身の潜在意識、顕在意識ともに大きな抵抗が発生します。
この抵抗によるエネルギーの消費は大変大きなものです。
よって、しないことを決めて実践してみることは、少しずつ行うようにしましょう。
しないことで不都合が出たら再開すれば良い
しないことを決めたからと言って、それをずっと続けないといけない決まりなんてありません。
しないことを少し実践してみて、不都合が出れば、すぐにリストから除外してしまえば良いやといった気楽さで試してみましょう。
少しずつ減らし、減らしてしまっても特に今の生活に支障がない、それどころか快適になったと言う成功体験を得ることができれば、そのまま実践し続けるくらいの意識がちょうど良いのではないでしょうか。
他人の力を借りる
しないことリストの中では、他人の力を借りることで、本来自分がしないといけないと考えていたけど、実はしなくても良かったことが見つかることがあります。
例1: 乗り換えの多い電車移動はタクシーを使う
乗り換えの多い電車通勤生活をしているのなら、その移動時間を有効にタクシーで通勤してしまう事を試してみる事も出来るでしょう。
これがうまく行けば「乗り換えやストレスの多い電車移動をしない」をリストに加える事ができそうです。
タクシーの運賃は安くはありませんが、その運賃を支払うだけの体力の温存や、車内でできる自由時間と比較してみると、運賃を支払う価値を見出せるかもしれません。試しに数日間利用して様子をみるくらいならそれほど大きな出費にはなりません。
例2: 時間のかかる凝った料理を作らない
体に取りこむ食べ物は、自分が安心できる物だけを揃え、手間暇をかけて料理を作る事を信条としている方がいます。
この事を負担に感じず、楽しんで実践されているのなら構わないのですが、幾分でも心身に負担を感じながら実践しているのなら、試しにやめてみてはどうでしょう?
負担を感じながら大変な料理をしていると、栄養状態は良くても、心の状態が悪くなるかもしれません。そこで、外食やジャンクフードとまではいかずとも、ごく簡単な料理にしてみるとか、概ね信頼できそうな惣菜を試してみる事で、意外にこちらのほうが快適で、総合的に健康になる事もあるのではないでしょうか。
例3: タスク管理を自分だけでしない
同様にタスク管理パートナーの利用することで自分自身でタスク作りや行動を考えたりする減らしてみるアプローチもあるでしょう。サービスを利用して一週間以内の解約であれば費用は全額返金されたりと、リスクも極めて小さなものとなっています。
他にも、時間、金銭、心身や大きな負担をかけずに「しないことリスト」を充実させる方法はたくさんあります。是非タスク管理パートナーをご利用いただき、やらないことリストを作り、実践してみてはいかがでしょう?
しないことリストを『ミッションステートメント』と統合しても良い?
しないことリストは性質上「ミッションステートメント」に含んでも良い様に感じられるかもしれません。
これに関しては興味があれば「試しに統合してみて、うまく機能しなければ元に戻す」くらいのスタンスで試してみると良いでしょう。
しないことリストも、ミッションステートメントも、それを元に日々の行動や目標を決める助けとなるものです。肝心なのは実際にうまく機能するかどうかなので、気になったらどんどん試してみましょう!
タスク管理パートナーでは、タスク管理や習慣化に関するいろんな記事を公開しています。あなたのお役に立てる記事が見つかると嬉しく思います。
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