家庭菜園での大事件
こんにちは、家庭菜園研究家の廣瀬です。栃木県南部で、無肥料、無農薬で色々な野菜を育てています。以前、家庭菜園の失敗談などを投稿しましたが、実は、もっとすごい事件をいくつか経験しています。今回はその中の1つを投稿させて頂きます。
大量のミニトマトを犬が吐き出す
うちには野菜大好きの大型犬がいます。ジャーマンシェパードの女の子で、名前はハーティといいます。
大型犬と暮らすのが私の夢の一つでした。無農薬の家庭菜園に本腰を入れ、1年程した時、近隣の警察犬訓練学校でシェパードの仔犬が生まれことを知り、そこから譲り受けることができました。実家では犬を飼っていましたが、犬と本気で向き合い、ちゃんとしつけることは、したことがありませんでした。大型犬はしつけを間違えると危険です。本やネットで調べながら育てたのですが、手に入る情報は、たいてい中型犬や小型犬を前提としたものです。空前の犬猫ペットブームと呼ばれる時代でも、大型犬を育てる人は少なくなっており、あまり情報がありません。自分なりに頑張ったつもりが、しつけがほとんどうまくいっていない状態でした。
大型犬は1年半くらいで成犬になります。ハーティは1歳から2歳くらいの時が一番やんちゃで、言うことを聞きませんでした。私の畑は敷地内をフェンスで囲んであるので、犬を放せます。畑仕事をしている間、たいていハーティを放しておきます。その日、私の目を盗み、ハーティは畑のミニトマトを大量に食べていました。突然、うぉ、うぉっとえずき、どうした?と思ったら、大量のトマトを吐き出したんです。主に青い実を食べていて、それが30個以上出てきました。
しつけができていないことを猛省しました。吐き戻せたからよかったものの、青くまだ硬い実もあり、そのままだったら腸に詰まらせるなどし、命に関わったかもしれません。私は大型犬=人に危害を加える恐れあり=故にしつけをしっかりすべしという論法だけで物事を考えていたようです。そのような一方的なしつけでは信頼関係は築けず、大型犬の初心者がうまくいくはずはないと、今はよく判ります。もちろん自分や家族、そして近隣の方たちに危険のない飼い方をしなくてはなりませんが、犬の命も考えた上での、正しいしつけが必要だったのです。
以後、改めて信頼関係を築きながらしつけし直し、今は、待て、来い、座れなど、10種類くらいのコマンドに忠実に従うようになりました。硬く縛ったぼろ布を投げ、取れのコマンドで取りに行き、咥えてきたものを、放せのコマンドで放させることもできます。そこまでに3年掛かりましたが(汗)
ただ引っ張り癖だけは直せず、散歩をさせるのは妻には無理で、私がしています。
野菜が大好きで、根菜、芋、カボチャなどを茹でたものを、ペットフードに混ぜて与えています。生野菜も好きで、冬場の今は、ダイコンや小松菜の茎の部分を特に喜びます。葉っぱも食べますが、それほど喜びません。この写真のように、今はちゃんと「待て」ができ、待たせてから食べさせます。
犬を飼われている方のご参考までに、生野菜は与えすぎるとお腹がゆるくなります。それと犬や猫はネギの仲間を食べると中毒を起こすので厳禁といわれますのでご注意を。
家庭菜園の大事件は他にもあります。またの機会に投稿させて頂きます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。