リーダーシップ教育のコツとは?!《書評「これからのリーダーシップ」から》
こんにちは!舘野ゼミ4期生のきょうかです!
秋学期が始まったなあと思っていたらあっという間にもう9月も下旬に差し掛かっていてとてもとても驚愕しております、、😦
秋学期の舘野ゼミ4期生は
次年度の舘野ゼミ5期生のリクルートに向けた活動を始めています🙋🏻♀️
ちょっと前にゼミに入ったばっかりだと思ってたのにもうリクルートなんて、、、!
時間経つのはやすぎますね🥲
リクルートに向けてゼミ説明会や体験会、オープンゼミ、舘野ラジオなど様々なコンテンツを用意していますのでゼミに悩んでる立教経営1年生の方!もしいらっしゃったらぜひインスタとか覗いてみてください^^
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てことで今回も「これからのリーダーシップ」の内容をご紹介していきます!!
この記事は過去の記事の続きとなっておりますのでまだご覧になっていない方は先に前回までの記事をご覧になってから本記事をお読みください!
はじめに
今回ご紹介するのは「これからのリーダーシップ」第2部第3章3,4,5の内容になっています!
ざっくりいうと、
リーダーシップ教育をどう設計するか
リーダーシップ教育の現場でリーダーシップについてどう評価するのか
という内容になっています💭
「リーダーシップ教育の設計」というと教育関係者にしか関係ないような感じがするかもしれませんが、「教育」という観点からリーダーシップを捉えなおすことでより深くリーダーシップについて理解することができる内容になっています!立教経営の方はBLPのカリキュラムと重ねて理解してみると面白いと思います^^
最後まで読んでいただけるとうれしいです!
リーダーシップ教育を設計する
まず「リーダーシップ教育」と一口にいっても実は色々種類があるみたいです💭
大まかに区分すると、
知識・スキル型
経験学習型
となっています!
「知識・スキル型」とはリーダーシップを実際に発揮する実践教育ではなく、リーダーシップに関連する知識を講義などを通してインプットしていく教育方法です!
この知識・スキル型はリーダーシップ行動につながる4つの要素のうちの「リーダーシップの基礎理解」「専門知識・スキル」を高めるために有効な手段になります💭
(※リーダーシップ行動につながる4つの要素についてはこちらの記事をご覧ください⇓⇓)
一方で「経験学習型」とは、リーダーシップを実際に発揮してみるアウトプットを行うことでリーダーシップを学習していくタイプです。
経験学習を行うことで、「知識・スキル型」で学んだ「リーダーシップの基礎理解」「専門知識・スキル」をさらに深く、応用できる知識・スキルとして飛躍させることができます!
また、実際にグループワークなどの経験をすることによってメンバー同士の相互FBを通して「自己理解」につなげることができたり、グループや課題解決のために何ができるのかを考えることにより「倫理性・市民性」を身に着けることもできます!
この「経験学習型」のリーダーシップ教育にはさらに細かく「経験構築型」「経験活用型」に分類することができ、「経験構築型」とは大学の授業や企業内の研修などで経験学習をすることで、「経験活用型」とは授業や会社外の場所、例えばバイトやサークル、イベントや行事などの場で、経験構築型の経験で身に着けたリーダーシップを応用してみることをさします💭
これらの「知識・スキル型」「経験学習型」を組み合わせることでリーダーシップ教育を設計することができます!
そんなリーダーシップ教育ですが、特に「経験学習型」の方のリーダーシップ教育を設計するためにはさらにさらに詳細な経験の場のデザインが必要になって来るみたいです💭
どんなデザインかというと、「経験」と「内省」のデザインというのを組み立てることが「経験学習型」リーダーシップを組み立てるポイントだそうです!本書ではこのような⇓「経験学習型」リーダーシップ教育のステップが紹介されています!
例えば課題解決型のグループプロジェクトを行う授業で「経験学習型」リーダーシップ教育をデザインするとしたら、まず解決してもらう課題を提示する必要がありますよね💭
実はこの課題の設定が「事前目標」におけるポイントで、受講者が既に持ち合わせているスキルや知識とモチベーションを考慮して簡単すぎず難しすぎない、本気で解決したい!!と思える課題を提示することが大切になってきます。そしてこの「事前目標」におけるポイントとしてもうひとつ重要なのが、プロジェクトを始める前に受講者自身に個人目標をたててもらうことです!この授業を通して自分がどんなリーダーシップを身に着けられるようになりたいのかを明確にすることで具体的なアクションにうつしやすいのと、効果的な振り返りを行うことに繋がるのでとっても重要です!!
という感じで事前目標をたてたらいよいよプロジェクトを行う経験パートに入ります😌ここでは事前目標でたてた個人目標を意識してとにかく全力で取り組んでもらうことが大切です!!!
そして一連のプロジェクトが終わった後には、グループプロジェクトを通して見えてきたメンバー同士のリーダーシップ行動についての相互FBと振り返りを行います。グループメンバーができていたリーダーシップ行動ともっと頑張れそうなリーダーシップ行動などメンバー同士の成長につなげるためのFBを行います!相互FBを行うことでリーダーシップ行動をさらに改善させていったり、自分自身のリーダーシップ行動を振り返ったときの自己評価と相互FBによる他己評価を照らし合わせてより深い自己理解につなげていくことができます!
このとき、例えば「めっちゃ頑張ってた!!!」とか、「もっと自己主張していいと思う」など、FBがふわっとしてしまうとFBを受けた相手はそのFBを受けて自己認識をしたりさらにリーダーシップ行動を改善させていくためのアクションプランをたてるのが難しくなるので
Situation(どんなときに)
Behavior(どんな行動をして)
Impact(どういう効果があったのか)
というSBIの3つの要素をとりいれたFBを行うことが重要です!
リーダーシップ教育の評価
リーダーシップ行動として重要視されるべき要素は文化的な背景に左右されるみたいです💭
ということは日本のリーダーシップ教育には日本の文化に対応したリーダーシップ行動の評価軸が必要ってことになります!
その評価軸として紹介されているのは以下の6つの因子です!
この6つの行動ができているかどうかでリーダーシップを発揮しているといえるかどうかを評価するそうです💭
しかし、このような軸があってもこれらのリーダーシップ行動ができているかどうかは自分で評価するか、他者が主観をもって評価することしかできないのが現在のリーダーシップ研究における現状です💭
でもよくよく考えてみるとリーダーシップ教育はまだまだ始まったばかり。
リーダーシップ研究はこれからどんどん研究が広がっていくとっても大きな可能性を秘めた分野なのです✨
まとめ
ここまででご紹介したリーダーシップ教育についてのまとめです!⇓⇓
さいごに
以上で「これからのリーダーシップ」の書評は終了となります💭
本書の第4章には具体的な事例紹介等も書かれていますので気になる方はぜひ読んでみてください^^
次回以降も読んでくださるみなさんに少しでも面白いと思っていただけたり役に立つ内容を投稿していけたらと思っていますので来週以降もぜひご覧ください✨