ボランティア部で発揮したリーダーシップの3要素:連載「部活で学ぶリーダーシップ」第2回
こんにちは!立教大学経営学部2年の本間萌里です!
前回では、初回のnoteとして【部活動とリーダーシップについて】に関してざっとご紹介させていただきました!
本記事では、リーダーシップの基本要素が具体的にどのように部活に活かされているかについて記事にしていきます。
その初回として、まずは私の経験をもとにご紹介していきます!
高校時代の部活動
私は高校時代、「インターアクト部」という部活に所属していました。「インターアクト」という言葉にはあまり耳馴染みがない方も多いかもしれませんが、よくある「ボランティア部」的な立ち位置です!(^^)!
当時、インターアクト部には高校1年から3年までの10人ほどが所属し、定期的に活動をしていました。
主な活動としては、老人ホーム訪問、募金呼びかけ、校内でのキャップ集め、ボランティア報告会に向けての準備などがありました。
なかでも、特別大変だった活動は「駅での募金呼びかけ」でした…
私たちが募金活動を行った駅は、かなり人通りが多い場所にありました。
また、活動時間がちょうど帰宅ラッシュだったのもあるかもしれませんが、部員全員で出せる限りの大声で募金を呼びかけても、立ち止まってくれる人は少なく、たいていの場合はスルーか、
私たちの前に立ち止まってくれても、またすぐに立ち去ってしまうことが多かったです…
このように、頑張っても頑張ってもなかなか成果が出ない状況に、私たち部員は疲弊し、駅での募金呼びかけ活動に関してマイナスなイメージを持つようになってしまっていました。
具体的には、
・モチベーションの低下
・声掛けのやる気欠如
・活動中の暗い雰囲気
など、口には出していませんでしたが、
「募金活動のときの部活、いやだな…」という雰囲気は部内に色濃く漂っていました
そして、「このままでは、さすがに部がやばいぞ!」という危機感のもと、緊急で話し合いの場を設け、三つの提案をしてみました。
1.具体的な目標を定める
例)1時間のうち5人に募金をしてもらう
2.一人一人がばらばらに立って声をかけるのではなく、皆でそろえて呼びかける
3.部員の誰かが募金をもらえたら、皆でリアクションをする
この三つの提案は、それぞれが大事な意味や効果を発揮するのです!
なぜこのような提案をした?
では実際に、三つの提案によって何がどう改善されるかというと、
1.具体的な目標があると、成果に対して達成感を感じやすくモチベーションが保てる!
2.モチベーションが低い状態で各個人で別行動してしまうと、活動に身が入らず手を抜いてしまう→集団行動することで、団結感を感じて頑張れる!
3.各部員の成果をみんなで喜ぶことで、部内に明るい雰囲気がもたらせる
このような理由から提案をし、実際にその次の活動から実践してみました。
結果、活動中に暗い表情でうつむきがちだった雰囲気が段々と明るくなり、部のやる気も向上することができました。
そのおかげか、少しずつですが募金してくれる人も増やすことができました…(;_:)
今覚えば、部に提案をしてみたときに「率先垂範」を、1で「目標設定・共有」を、2と3で「同僚支援」を実行できていたのではないかな、と思います。
※三つのリーダーシップ
率先垂範…自ら率先して物事に取り組み、他者の模範になること
目標設定・共有…グループの具体的な目標を設定し、共有しあうこと
同僚支援…他者が動きやすいような環境をつくり、サポートすること
このように、私が所属していたインターアクト部のような「文化部」でも、リーダーシップが活かされる機会がたくさんあります!
次回からは、また違った部活でのリーダーシップに関する記事を書いていきます!
ではまた次回〜!