洗脳
僕らはずっと洗脳されていた。
これが正解。
これが正しい。
こうあるべきだ。
ずっと洗脳されていたんだ。
生まれた時からずっと。
子供は大人から洗脳されて
大人は社会から洗脳されて
洗脳された大人が社会を作り
これが正しいと疑いもせずに信じて。
苦しいと思うのはなぜか?
なぜ苦しいのか。
人それぞれに苦しい理由がある。
この苦しさはどこからくるのか。
僕の苦しさはなんなのか。
僕は〇〇ができないから苦しい。
と言うのが多かった。
朝起きれないから。
他の人は学校に行ってるし
仕事だってしてる。
僕はそれらができない。
当たり前とされるものができない。
前向きになれない。
生きたいと思えない。
なんで苦しいのか
それは、できる人が正しいから。
そう思えるのが正解だから。
こうあるべきだから。
こう教えられてきたからだと思う。
朝起きるのが当たり前。こうあるべき。
学校に行くべきだ。
辞めたなら仕事をするべきだ。
前向きにいきなければ進めない。
生きたいと思いながら生きる方がいい。
他のもの全てがそうだ。
こうあるべきだと、洗脳されているから
できないことが苦しさになる。
法律だってそう。
言葉だってそう。
道徳だってそう。
勉強だってそう。
お金だってそう。
宗教だってそう。
全てがそう。
みんな洗脳されてる。
人を殺してはいけない。
そう教えられたから殺さない。
殺すのは間違いだと洗脳されてるから。
そう教えられなければ
僕らは何人も人を殺してるだろう。
日本語を教えられたから
僕らは言葉が喋れる。
日本人だから日本語をしゃべるべきだ。
そう教えられたから。
生まれて日本語より先に英語を教えられたら
英語が言葉になっていたはずだ。
道徳も
人を傷つけたら謝るべきだ。
謝らないといけない。
人を愛するべきだ。
これが愛だ。これが優しさだ。
こう洗脳されている。
教えられなければ傷つけるし殺していた。
勉強も学校で教えられた。
学校に行くのが当たり前。
社会に出るための勉強。
これが正解。これは間違い。
社会に出るのが正解。
そのために学校に行くのは正しい。
こう教えられなければ
そもそも学校にも行っていない。
お金も
対価を払うべきだ。
お金を稼ぐためには仕事をしないといけない。
仕事をしてお金をもらうのが正解。
それが当たり前。
他の全てがそうだ。
正解と洗脳されて
これが正しいと洗脳されて
こうあるべきだと常に言われ続けていたから
それらに縛られて苦しくなる。
洗脳されているから疑いもしない。
僕は考えた。
とても考えた答えがこれだ。
正しさを疑う。
僕が例に挙げたものじゃなくても、
説明しづらいものも
全てを疑う。
表面的なものも
人の中のものも。
全てが疑って、ほんとにそうなのか?って。
そしたら、苦しさが少しなくなった。
正解とか不正解とか
正しさとかこうあるべきだとか。
これらってさ、自分で決めてもいいんじゃない?
こうあるべきってのは無くしてさ
正解を疑って本当にこれは不正解なのかって
これが正しいって僕思わないのにって。
こう思えたから苦しさが少し減った。
誰が決めたのかなって。
なんでこれに従っているのかなって。
これに縛られていたから苦しいんだって。
解放されなくとも
疑って自分の中で自分の正しさを決めて。
苦しさはたしかに減ったんだよ。
だけど、
これらがあるから僕は生きていけた。
僕はこれらに守られていた。
そうなんだけど、苦しめられていた。
なぜ洗脳するのかは
厨二病くさくなるから考えないけど、
洗脳されていたのは事実。
正しさを疑え。
ほんとにこれが正解なのか?
こうあるべきってのは誰が決めた?
なにもかもを疑うんだ。
するもしないも自由だ。
疑わないのも自由。
今読んでいるあなた様、
あなた様も洗脳されていたよ。
僕もあなた様も世界中のみんなも。
自分の中の正しさを決めるんだ。